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「なぜ、バレた…狂おしいほど望んでいることを前にして、なぜそうも冷静でいられる!」
「お前の能力は相手の記憶を読み、そして相手の願望や執着しているものを夢として見せて惑わせるものだな」
「ユウちゃん大正解〜」
よくできましたと頭を撫でようとしたら振り払われた。
うわーレティシアショックぅ…と自分で言ってレティシアは自分の気持ち悪さに鳥肌を立たせていた。
「狂おしいほど望んでいることか…お前が読めたのはオレの望みのほんの表層にすぎない」
「(ユウちゃんの願い、ね。だいたいは予想ついているけど…)」
ちらりと神田の体を見る。
あの胸に刻まれた刻印……
不法侵入してユウちゃんの部屋で見つけた蓮の花……
そして、数十年前に見つけた、報告書。
「それに、オレの望みは他人に叶えられるものではない」
ユウちゃんも重すぎるものを背負っているのね。
私はそういう事件が起こったという事実しか知らない。
当事者であるユウちゃんの気持ちも…巻き込んだ人たちの気持ちも、…知る術はない。
ユウちゃんの願いが一体どんなものなのかは想像の範疇であり、わからないけど…ユウちゃんの願いを止める資格は…私には、ない。
神田は地を蹴り、空中で六幻を構えた。
いつか、『あの人』と再びあいまみえるその日まで――――
「六幻 災厄招来」
――――オレはアクマを倒し続ける!
そして…こいつを……レティシアを守る!
「界蟲“一幻”!!」
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