「ユウちゃんーめんどくさいわー」

「いいから走れ!!」

「走ってるわよー」

「あの、ちょっとひとつわかんないことがあるんですけど…」

「それより今は汽車だ!!」



家という家の屋根を飛び越えて行き、駅に着く。
すでに汽車は汽笛を上げていて、完全に乗り遅れていたことがわかる。
それでも、レティシア達は諦めることなく走り、駅舎の屋根を目指した。

レティシアははぁっとため息をつきながら走っていた。
というより優雅に踊りながらふわりふわりと飛んでいるようだ。



「お急ぎください。汽車がまいりました」

「でええっ!?これに乗るんですか!」

「他に乗るものないわよー」



笑いながらも、確実に走っている汽車に飛び乗る。

レティシアは綺麗に着地。他三人はぎりぎり乗ることができ、その場に倒れこんだ。



「飛び乗り乗車…」

「いつものことでございます」

「うん!着地10点!さっ、早く中に入りましょう?」

「あぁ」

「(レティシアって見かけによらずすごいですね…)」


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