4
「ユウちゃんーめんどくさいわー」
「いいから走れ!!」
「走ってるわよー」
「あの、ちょっとひとつわかんないことがあるんですけど…」
「それより今は汽車だ!!」
家という家の屋根を飛び越えて行き、駅に着く。
すでに汽車は汽笛を上げていて、完全に乗り遅れていたことがわかる。
それでも、レティシア達は諦めることなく走り、駅舎の屋根を目指した。
レティシアははぁっとため息をつきながら走っていた。
というより優雅に踊りながらふわりふわりと飛んでいるようだ。
「お急ぎください。汽車がまいりました」
「でええっ!?これに乗るんですか!」
「他に乗るものないわよー」
笑いながらも、確実に走っている汽車に飛び乗る。
レティシアは綺麗に着地。他三人はぎりぎり乗ることができ、その場に倒れこんだ。
「飛び乗り乗車…」
「いつものことでございます」
「うん!着地10点!さっ、早く中に入りましょう?」
「あぁ」
「(レティシアって見かけによらずすごいですね…)」
- 59 -
*前次#
ページ:
back
ALICE+