「どんどん撃って―――」

「うぐ…」

「この人間め」



レベル2と思われるアクマがファインダーの頭を踏みつけた。
レベル1のアクマが何かに対して撃っている。
…おそらく、ファインダーが自分の身を挺してまで使っているタリズマンだろう。



「装置ごと人形を結界に閉じ込めるなんて考えたね。こりゃ時間かかりそうだ」

「イ゛イ゛ノゼンズはお前らアクマなんかに渡ざない…っ」



ファインダーの言葉が気に障ったのかアクマは思いっきり頭を踏みつけた。
あまりの激痛にファインダーの人は苦しげな声をあげるが、死には至らない。
どうやらじわじわと苦痛を与えながら殺そうと考えているようだった。



「ヒマ潰しにお前の頭で遊んでやる」

「やめろ!!」



ファインダーを苦しめるアクマにアレンは突っ込んでいく。
黙ってみてることなんて、できなかったから。

そんなアレンにレティシアはあららと肩をすくめた。


「(まさか飛び出すとは、ね)」


不用心じゃないかしら。
相手の力もまだわかっていないのに。



「あの馬鹿」

「そう言っちゃダメよ」



眉を顰める神田をとがめてはいるがレティシアも同じようなことを考えている。

新人だからしょうがない、とも言えるが寄生型であるアレンは小さい頃からエクソシストとしてクロスと一緒にいるはずだ。
冷静に事を判断すべきところくらいはわかると思うのに……

アレンが戦っている間に神田とレティシアは建物の上から観察を始めた。



「奴はどうやらレベル2に進化したアクマ。初期レベル時より格段に強くなってる上、自我を持っている」

「能力も未知数、ね。ユウちゃん、結界が持ちそうにないわ。あちらから倒してイノセンスを優先しましょう」

「…そのつもりだ」


神田は背負っていた六幻に手をかける。


「いくぞ六幻!」

「じゃ私も」



“抜刀”!!

“ホワイト ハーツ”!!



「「イノセンス発動!!」」


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