「っ!お前いきなり立ち止まんな!」

「…リナ?」

「あ?リナリー?」


神田が少しのぞき込むと確かにリナリーが倒れている。


「リナが階段で寝てるんだけど…」

「それ倒れてるんですよ!リナリー!?どうしたんですか!!」



アレンはレティシアを押しのけてリナリーの体を少し起こす。
怪我がないか確かめたが何も外傷はない。
本当にただ単に意識を失っているだけだった。



「も、戻ったか、アレン…レティシアも神田も帰ったんだな」

「リーバー!?その傷っ!どうしたの?」

「に…逃げろ。コムリンが来る…」

「は?」



アレンは意味が分からないようだったが神田とレティシアはその意味を悟った。

途端に微妙な空気が漂う。



「ちっ」

「あのバカロボット…まだ生きてたのね…」


しぶとい。
今度こそユウちゃんが刻む前に私が粉々にしてやるわ!


ドカンッッッッ!!!!!


「!?」

「来たぁ」

「なんか大きくなってるわよ!?」


コムイのお茶目な(というが殺意が湧いてくる)趣味なのか帽子を被っている。
アレンはこれほどかっというほど目を大きく見開いた。



「え゛ぇえ゛!?な、何アレ?何アレ!?」

「くっそ。なんて足の速い奴だ…」

「うわ。ちゃっかり防水加工までしてるのね」

「ちっ、今度こそぶった斬ってやるよ」

「え――!?ダメよ!私が粉々にするんだから!」

「どっちでもいいですよ!!」

『発…見!リナリー・リー、アレン・ウォーカー、神田 ユウ、エクソシスト3名…レティシア・クローツ、大元』


ボキィィィッッ!!!!!


「それ以上言ったら粉々にして跡形もなくしてやるわよ」

「ピピッ、四名発見!」

「(こんなところがコムイそっくりね!)」

「逃げろアレン、神田、レティシア!こいつはエクソシストを狙ってる!!」

「手術ダ―――!!」


と言いながら教団を破壊する。
そんなコムリンから逃げるしかなくてレティシアは楽しそうに足を動かした。



「うわわわわっ!追ってくる!追ってくる!!」

「来る〜♪きっと来る〜♪あ、でも髪がないわねぇ。ハゲてる」

「レティシア!悠長にそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!リーバーさん!ワケがわかりません!!」

「あら。私はわかるわよー!ねぇ、ユウちゃん」

「…あぁ」

「ウム、あれはだな!コムイ室長が造った万能ロボ『コムリン』つって…」

「別名『この世で最も使えないポンコツロボット』とも言う」

「まぁ…そうとも言うけど…見ての通り暴走してる!」

「何で!?」


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