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話は戻り、店の中では激しい戦闘が繰り広げられていた。
“パンクヴォイス!”
カボチャ頭のアクマが笑い出すとアレンの頭に締め付けられるような激痛が走る。
まるでそれは蝙蝠が発する超音波のように、深いな痛みだった。
「ぐあっ頭が…割れるっ…!!」
“風切鎌!!”
文字通りの鎌の形の攻撃を頭を押さえながら回避するが頭の上にもう一つの気配を感じる。
慌ててその攻撃を避ければ、アレンの足に炎が移っていた。
「炎より熱いアイスファイア…少しでも触れる肉を焼き腐らせる。あっという間」
「斬り裂こう、斬り裂こう」
「ダメダメ。ボクのヴォイスで脳味噌を破壊した方が面白いよ」
アレンは三体のアクマを見据えるが、かまいもせずにアレンの殺し方についてケンカし始める。
しまいには敵であるアレンに背を向けジャンケンをし始めた。
「………。」
「…やる気なくすわぁ…」
「「「ギャ――――!」」」
つきあってられないとばかりアレンはアクマに攻撃する。
レティシアにいたっては、本当にやる気を削がれたのか、発動を解いてしまっていた。
それなのに攻撃されたアクマはぶーぶーと文句を言う。
「何すんだテメェっ!!ジャンケンのスキに攻撃するなんてヒキョーだぞ!!」
「そんなもん待つワケないでしょ。スキあらば撃つ!」
「「「エクソシストブッ殺す!!」」」
“待て”
アクマ達の頭に響く絶対的な声。
その声にアクマたちは反射的に体を硬直させる。
“楽しそーだねェ。お前らさぁイノセンス回収のこと忘れてねぇ〜?”
“それにその人を傷つけることは許さない”
そして冷たく言い放つ。
“戻れ”
アクマ達は恐怖からか、すごいスピードで店から飛び出した。
何もわからないアレンはアクマたちの行動にただただ呆気にとられるばかり。
「…何なんだ…?」
「さぁ?まぁ私としては戦わなくて楽だからいいけど」
「そうですよ!レティシア発動さえしてないじゃないですか!」
「あら、バレてたの」
「わかりますよ!もう!真面目にしてください!」
「いつでもまじめよぉ?」
「絶対嘘だ!」
「あはは〜」
笑って手を振ると、さっさと店を出て行くレティシア。
顔がアレンから見えなくなるとレティシアの顔が真剣になる。
いる。
この感じ……
ノアがどこかに必ずいる……
危険だわ。…何だかいつも以上に胸騒ぎがする。
早くこの任務を終わらせなきゃ……
そうでないと…二人…いえ三人を傷つけてしまうかもしれない……
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