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休みを頂いて、久しぶりに領地を見て回る。
優しいみんなから声をかけられて、この人たちの笑顔を大切にしなければ、と改めて心に決める。


そういえばエルヴィンさんのコーヒーがきれそうだった、と町へと向かうことにした。
久々に町を歩いていると活気があって楽しげだ。



「いらっしゃーい!おいしいサンドイッチだよー!」

「サンドイッチ…」


「我ながら上手にできてるー!」

「自分で言うのか」

「だって他に褒めてくれる人いないし」

「悪くねぇっつっただろうが」

「おいしいって言ってほしいんだけどなー」



「…え…?」


何…?今の……あれは、リヴァイさん…?
私、なんで、そんな、

ぐるぐると世界が回っているようで、頭が痛くなる。
ずきり、とさらに頭が痛くなり、思わず体がふらつくと、…誰かが体を支えてくれる。

驚いてその人を見上げると、…驚いた顔のリヴァイさんがいた。


「あ、リヴァイ、さん…」

「…大丈夫か」

「はい…あの、ごめんなさい、ありがとうございます…」

「今日非番だったか」

「えぇ、久しぶりに…リヴァイさんは?」

「オレは出先だ。…何か買い物なのか?」

「あ…はい、エルヴィンさんのコーヒーを、と思いまして」

「…なら、付き合え」


ちょうどオレの紅茶もなくなりそうなんだ、と言われて小さく頷く。

一緒に歩いていても、…何だか気恥ずかしくて話しかけることができない。
自然と無言で歩くことになって、何か話題はないかと考える。



「「あの、」」

「…!あ、ごめんなさい、何ですか?」

「いや、何でもない。お前は?」

「あ…えっと、紅茶、行き付けがあるんですか?」

「あぁ、まぁな」

「(まずい!会話終了する!)」

「そこの店主に聞けば外れがない。好みも覚えてくれているしな」

「あ…お店の方と仲がいいんですね」

「話していたら自然と」

「…リヴァイさんって意外にお話されますよね」

「馬鹿いえ。元々しゃべる方だ」

「ハンジさんと話す時は圧されてますよ」

「あの変人とは話が合わん」


よかった…自然と話せる。自然と、笑えた。

よく見たらリヴァイさんも微かに笑っている気がする。
…少しでも私と話していて、楽しいと思ってくれているのかな。


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