Impossible



「おい、アラウディ!俺の可愛い可愛い目に入れても全然痛くないセリアをたぶらかすな!」




その後セリアと楽しく談笑していれば目敏く発見したのかジョットがすごい顔してこちらに歩いてきた。

可愛い可愛い目に入れても全然痛くないって何。

相変わらずシスコン空気読めない男だな…僕とセリアをそっとしておくって気持ちはないわけ?
うるさいよジョット、と睨めばセリアが困ったように苦笑した。

それでもジョットはずんずんと歩いてくると途中で雨月に「まぁ落ち着くでござる」と言われながら止められていた。ナイス、雨月。




「離せ、雨月!アラウディがまぁ有り得ないと思うがもし万が一セリアを口説いていたらどうする!?いや、こんなに可愛いセリアを口説かないなんて男じゃないぞ!」

「…セリアのこととなると鈍いでござるな」

「それはどういう意味だ!?」




万が一ありえない、と思われているとはやっぱり兄妹そろって心外だな。

ぎゃーぎゃー騒ぐジョットに「うるさいよ」と一喝するとそのうるささに寄ってきた奴らにうんざりしてその場を再び離れる。


セリアにプレゼントを渡すという目的は達成されたし、そろそろ帰るか。

そう踵を返してパーティー会場から離れる。

どこか温かいものが心を支配しながら……

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