Party
その頃ボンゴレの屋敷では、少しだけ不穏な空気に包まれていた。
ジョットとGはある一通の招待状を前に厳しげな表情をしている。
「…どうするつもりだ、ジョット」
「どうするも何も…行くしかないだろう」
「だが、いいのか?―――セリアを連れていって」
Gの一言に不機嫌げにひそめられた眉間の皺が余計に深くなる。
ジョットとて嫌に決まっていた。
セリアをパーティーの付き添いとして連れていくことを。
いや、同盟ファミリーとのパーティーならセリアを一緒に連れていってもいい。
けど、招待状の送り主はカルカッソファミリー。…悪い噂の絶えないファミリーだ。
本当なら潰してもいいのだろうが、カルカッソファミリーは簡単に尻尾を出すような間抜けなマフィアではない。
狡猾で、卑怯なのにも拘わらず『潰す理由』をくれない、姑息なマフィアなのだ。
そんな胡散臭いマフィアが主宰のパーティーにセリアを連れていくなんて普段なら言語道断。絶対に行かせたりしないのだが……
招待状には『ドン・ボンゴレと妹君へ』とあるのだ。
つまり俺とセリア、両者に来てほしいという意味を示す。
「セリアは俺が守る。絶対に」
「…なら、セリアに新しいドレス用意しなきゃな」
ジョットの強い目にGは小さく笑ってそう返すとジョットはそうだな、と笑い返す。
そうと決まれば、
「早速ドレスを仕立てに行かなければ!」
「仕事を終わらせてから行け、このシスコン!!」
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