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「リボーン!」
「美瑠ちゃん!?」
校庭に走っていくとツナやリボーン、みんなが遊んでいた。
リボーンの名前を呼ぶとツナがびっくりしたように私を振り向く。
そんなツナの隣でリボーンはニヒルに口の端をあげた。
「やっと来たな」
「ごめんっ!仕事の途中だったから」
「ま、まさか美瑠ちゃんも!?」
「もちろんだぞ。白マフラーチームな」
「一緒の人は誰?」
「ツナと山本とイーピン、フゥ太だ」
「フゥ太?もしかしてランキングフゥ太!?」
「そうだぞ」
「(フゥ太ってやっぱすごいんだ…)」
「あれ?もしかして神闘の姫?」
「…!本物だぁ!すごーい!!」
キラキラ、とした笑顔で駆け寄ってくるフゥ太。
星の王子様と呼ばれる神出鬼没の彼。
ランキングさせれば八発百中。マフィアの世界ではすごく有名な子だ。
神出鬼没だから一度も会ったことがないけれど…初めて会えて本当に嬉しい!
「すごい!本物だ!!僕、神闘の姫に会ってみたかったんだ!!」
「私もだよ!フゥ太に一度会ってみたかったの!嬉しいな」
「僕も嬉しいよ!美瑠姉って呼んでいい?」
「うん!弟ができたみたいで嬉しいよ」
「ありがとう!うわー!ランキングしたいな!!」
「それはまた後でだ」
今にもランキングを始めそうなフゥ太をリボーンは宥める。
みんなを集合させるとリボーンの「んじゃ始めっぞ」の合図で雪合戦がスタートした。
ちゃんと防御するためのかまくらもあって、わくわくする。
すごく本格的…!やっぱり恭弥も呼べばよかったかな?
こんなにドキドキするなんて…少し違うけど、なんだかマフィア同士の抗争の時のドキドキ感と似てる気がする。
イタリアでは雪があまり降らないから雪合戦だなんて初めて!
「開始」
ブオッと開始の笛が鳴る。
でもやっぱり誰も攻撃に転じない膠着状態に陥っちゃった。
しょうがないよね。
もしここで出れば格好の餌食。集中攻撃をあびることになるんだもの。
いつまでもこの膠着状態が続くかと思っていたけど…やっぱりこれを壊すのはあの人!
「極限まで攻めずして勝利はつかめん!」
「わぁ!京子のお兄さん、すごいね」
「んじゃこっちは定石通りに」
「山本」
「いくぜ」
それを合図に武がお兄さんに向かって雪玉を投げる。
その速さはすごく速くて全然見えなかった。
すごい速さ!さすが野球部だね。
その速さに思わず「すごい!」と声に出して感心してしまった。
「でた!山本の野球フォーム!!」
でもあのお兄さんには効かなかったみたいで、雪玉を拳で弾き返していた。
お兄さん曰く「マシュマロ同然!」らしい。
すごいなぁ…この人と京子が血が繋がってるんだから生命の神秘よね……
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