5
「ミスった!!」
「何をミスったらこーなるんですか!!!」
「ありえないって!!」
どうしてそうなったのか、雪の塊になってディーノと武は転がってきた。
これが本物の雪だるま…じゃなくて!
大丈夫?と二人に声をかけると意外と笑って「大丈夫だって!」と返してくれた。
「ラッキーだわ。これで主力はだいぶ減ったわね。
残るはツナ・ハヤト・フゥ太・ロマーリオ、美瑠のみ」
「そいつぁーどうかな。
ダイナマイトでとけた雪の上にあいつを落としちまったみたいだ」
「あいつ…?」
怪訝そうに眉を顰めるビアンキに私はまさか、と周りを慌てて見渡す。
嘘でしょ…落としたってもしかして…!
「エンツィオ!!」
気づいたときは遅かった。
エンツィオは雪解け水をスポンジのように吸い上げて一気に大きくなる。
あーあ…大きくなっちゃった……
山の主とか色々隼人が騒いでいるとビアンキが隼人を心配して、しれっとビアンキのせいで隼人が倒れた。
このままじゃ、エンツィオが暴れてみんな全滅……、…あれ?
エンツィオ……動かない…?
「冬眠の時期だからな」
あ、なるほど!エンツィオ寝てるんだね!
ってそのまま倒れてきた!!
「ツナ!危ない!!」
バッとツナの体をエンツィオから遠ざけるために押しのけると危機一髪避けることができた。
本当に危なかった…あのままだったらみんなエンツィオの下敷きだったよ。
「え、もしかして残ったのオレと美瑠ちゃんだけ―!?」
「強運もボスの資質だぞ」
「あのラジコン捕まえてケリつけてこい!美瑠が追いかければすぐにケリつくだろ」
「うん。そうだね」
「そーしてやれ。でないと皆の魂もうかばれないぞ」
「勝手に殺すな――!!」
「!!レオン発見!!」
「美瑠、よろしく!!」
「うんっ」
このゲームを終わらせるためにレオンを追いかける。
やっぱり速いなぁ…でも、追いつかない速さじゃない。
少しだけ走るスピードを上げてレオンに少しずつ近づいていく。
これでゲーム終りょ……
- 104 -
*前次#
ページ:
back
ALICE+