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「バット!!」




私が取り出してきたのは、特製バット!
特製、だから普通のバットとは少し違うんだよね。

例えば……




「へートレーニング用のバットかーお、ウェイト入ってら。結構重いな」

「グリップの先をのぞいてみろ」

「なんだ望遠鏡かー」


「(納得しちゃうのー!!)」




先は望遠鏡だったり。

これで準備は完璧!ディーノ、よろしくね!

ツナがどうやって戦うのか、とツッコんでいると武の足もとに一発銃弾が埋め込まれる。
うん。中々いい腕してるね。さすが、ディーノの部下の方。

突然のことだったからか、ツナも隼人もびっくりしている。




「500m先から狙撃してもらってんだぞ」

「え!?一体誰に!?」

「こんな暇人みたいな事してるのはディーノくらいだよ」

「ディーノさんに〜!!?」


「これが次のトレーニングだ。とんでくる弾をかわすんだぞ」

「オッケー!動体視力と反射神経をきたえるんだな」

「ついでにツナもやれよ」

「がんばってね!」





笑って応援するとやっぱりツナは嫌がる。
当然だよね、今日は武のトレーニングのはずなのに、自分も巻き込まれているんだから。
でも、それで納得するリボーンじゃないのはツナが一番わかってるよね?




「なっ何言ってんだよ!
ってか何狙撃とか頼んでんの!?死んじゃうって!!」

「まーまーせっかく用意してくれたんだ。遊んでいこーぜ」

「あのね山本!!」




天然すぎるのも考えものだって!とツナがツッコミを入れている間に銃撃は止まらない。
今度はツナの横を通っていって、ツナは自然と自分もすでに巻き込まれていることを悟った。

リボーンが言い出したんだから、仕方ないよね。




「うわ!」

「なるほど。あそこからもな。
よし、いくぜツナ。オレが誘導すっから」

「え―――!!」




二人がよけている間に私は銃を取り出す。
二人ともだんだん遠方からの射撃には慣れてきたみたいで、かなり早い段階で避けられるようになってきた。

第二段階にそろそろ入ってもいい頃だよね。




「そろそろか?」

「うん。ちょっと慣れてきたみたいだから」

「じゃ、獄寺もぶっぱなせよ」

「な!またっスか?…しかし…」




隼人の考えていることはよくわかる。
隼人が一番大切だと思っているツナが隣にいるからだよね?
ツナに怪我をさせてしまうかもしれない、って考えているんだよね。

でも………

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