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「それが山本のためだからな」

「!」




リボーンの言葉に隼人はハッとしたように二人を見つめる。
どうやらリボーンの言葉で心が決まったみたい。




「ならしょーがねーよな。悪く思うな。山本、お前のためだ!」

「それじゃ始めましょうか!」

「10代目!!よけてください!!」

「うそ――!!」

「そっちだけじゃないよ!」




隼人が投げるのと同時にツナと武の足元に一発ずつ撃つ。
うわっという声は聞こえたけれど、当たった様子は見受けられない。

うん。よかった。ちゃんとよけたみたいだね。




「ひいいいっ!!」

「こっちだツナ」




…さすがだね。もう慣れてきている。
武はもう的確に避けられるようになってきているし、ツナは怯えながらもちゃんと銃弾が見えているみたい。

遠方、中距離はよけられるようになったんだ。




「さすがだな。この爆風の中遠方から弾丸の弾速に慣れちまった」

「そろそろ」

「仕上げだ」




ついにリボーンも銃を取り出す。

中に込められている弾はもちろん死ぬ気弾。


…………だよね?



「死ね山本」

「なっ!?リボーン!!」




ツナが驚いてるのも無視して私は真剣にその様子を見る。
これで武に銃弾が当たってしまったら、武にはその素質がなかったってこと。

…でも、私は信じてる。
武にはマフィアになる素質がある。
そして、この状況下でその素質を見せてくれるはず。

リボーンが一発撃つとバットが刀に見事変化していた。




「んー?」

「か…刀――!!?」

「うん。なかなかいいできだな」

「やった!大成功!」

「そのバットこそ見た目はバットで普段は望遠鏡。
だが本当はヘッドスピードが300km/hを超えると刀に変形する『打の武器』なんだ」

「え―!!じゃあ山本の武器は刀なの――っ!!?」

「名付けて“山本のバット”だ」




すごいネーミングだよね。でも、リボーンが満足そうだから、私もそのままにしている。
武は「意味わかんねー!」と言いながらも面白いと大爆笑。

武も気に入ってくれているみたいだし、よかった!




「至近距離からの弾丸の速さについていけるのは持ち手自身の能力だけどな」

「武は才能があるんだね」

「たしかにこの重いのをふり回してりゃバッティング向上すっかもな」

「もう一発」

「あいよっ」




リボーンの早撃ちでもしっかりついていっている。
リボーンが本気じゃないっていうのもあるかもしれないけれど。

本当に武ってすごいなぁ…!




「山本スゲ――!!」

「じゃもう一発!」


「何してるの、美瑠」

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