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凛と響く大きくないのに、響き渡るテノールボイス。
まさか、と思ってぱっと振り向けば、学ラン姿の恭弥が静かに立っていた。
「ヒバリさん!!」
「恭弥!?」
なんでここに!?
あ、でも愛校心の強い恭弥なら毎日いるのかも……
恭弥の視線は私の手元に向かって、銃をじっと見つめた。
「銃とか取り出しちゃって」
「あ、うん…ちょっとね」
「ふぅん…こんな草食動物と群れてないで僕に構ってよ」
「(ヒバリさん僕に構ってって言ったー!!?)」
「うんっ!」
「(美瑠ちゃんツッコミなし!?ていうことはこれが雲雀さんの通常運転!?)」
「じゃ、行くよ」
「じゃあね!」
「(絶対これから二人でデートだよ…)」
わーい!これから恭弥と初めてのデートだ!
〜後日談〜
武は本当にすべてホームランに出来たそうだ。
そして山本のバットは……
ビアンキののばし棒になったとか。
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