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「恭弥、久しぶりに来たな!」

「やあ。店長」




注文しようとしたらすごく明るい男の人が奥から出て来た。

恭弥って呼んでるし…親しいのかな?




「店長さん…?お知り合いなの?」

「まぁね」

「ん!これは可愛い子だな!お前の彼女か?んなわけねぇ」




よなーっと続ける前にはっきり遮られる。




「そうだよ」

「……まじで?」



(あの恭弥に彼女?あの天下独尊群れるの嫌い恭弥に彼女!?しかもすっげぇ可愛いぞ!?でもこいつ見た目だけはいいからな…)




「手出したら咬み殺すから」

「…お前も相変わらずだなぁ。
でも名前くらい聞いてもいいだろ?お嬢さん、お名前は?」

「彼方美瑠です。初めまして」

「初めまして!おじさんの名前は…秘密だ☆」

「ひ、秘密ですか…」




ニコッと笑われて、笑い返すけどちょっと苦笑が入る。

とてもユニークな人だね…恭弥の知り合いにこんな人がいるなんてちょっと予想外かも。

って恭弥!そんな冷めた目で見ないであげて!




「ま、店長って呼んでくれればいいからさ!」

「はい。わかりました」

「敬語じゃなくてもいいよ!美瑠ちゃん」

「うんっ」

「店長、グラタン二つ」




これ以上話させないように恭弥は注文をした。

店長さんは一瞬キョトンとしたけど、少しにやにやし始める。




「(一丁前に嫉妬か。男になったなぁ、恭弥)やっぱグラタンにハマったか!
ハンバーグばっか食うよりグラタンもいいだろ!」

「…別にハマったわけじゃないよ。ただ、おいしいって思っただけ」

「それをハマったって言うんだよ!!」

「わかったから早く作って」

「はいはい、相変わらず俺様思考だな;ま、ちょっと待ってろ」




またな、美瑠ちゃんー!と手を振った姿が少しシャマルに似てる気がした。

でもシャマルみたいな女たらしっぽくない。
いい人なんだよね。

それに恭弥が他の人とあんなに話してるの初めて見た。

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