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「すごくいい人だね」

「そんなこと全然ないよ。シェフとしての腕はいいけどね」

「そうなんだ」




その後店長さんがグラタンを運んできてくれた。

チーズの香ばしい香りがくすぐって、本当においしそう。
頂きます、と二人で言ってグラタンを一口食べると広がるクリーミーな味。

すごくおいしい!!
もうこんなにおいしいグラタン初めて食べたくらい!

恭弥が絶賛する気持ちがすごくわかった。




「おいしいっ」

「うん。悔しいけどね」




素直じゃない恭弥に笑いながらいつもより速くグラタンを食べ終わる。
それから店長さんのサービスでコーヒーとデザートも食べた。
恭弥は当たり前だよ、とか言ってたけどね。

コーヒーもおいしかった!

リボーンに今度教えてあげようかな。
でも私と恭弥二人しか知らない…っていうのも、いいよね!




「ねぇ恭弥、ゲームセンターって行ってみたい!」

「…ゲームセンター?」




店長さんにお礼を言ってお店を出てから恭弥に行きたいところを提案する。
恭弥は群れがいっぱいいるところだからか、不思議そうに首を傾げていた。

でも、私は噂に聞いたゲームセンターの楽しさに好奇心いっぱい。




「うんっ!私、行ったことなかったんだ」

「そうなの?」




恭弥にびっくりされてしまうのも無理はない。
今時ゲームセンターに行ったことのない子なんて少ない。

育った国が違ってもイタリアは比較的進んだ国だからもちろんゲームセンターはある。
だから、一回くらいは行ったことがあるのだと思ったのかもしれない。




「日本のゲームセンターに行ってみたいって思ってたの!ダメ…かな?」

「………いいよ」




群れてる奴らがいるけど、美瑠が行きたいなら。

ていうかああやって頼まれて断れる男がいたらここにつれてきてほしいくらいだね。


(何かもうベタ惚れしてるよね)

(甘いかな?)



ゲームセンターにいくとたくさんのゲーム機が見える。
クレーンゲームからシューティングゲームまで、本当に色々。

当たり前、なんだろうけど私にはすごく見えちゃう。
だってイタリアでは行かせてもらえなかったから。


(ディーノが過保護なんだよっ!)

(どこに行くにも着いてきたし…)

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