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「ごめん。拗ねないでよ」

「拗ねてないもんっ」

「拗ねてるでしょ?」




ぎゅっと抱きしめられてまた顔に熱が集まるのがわかる。

恥ずかしい…でも、恭弥に抱きしめられると嬉しくて、心があったかくなる。
大好きだよ、恭弥…そんな気持ちがあふれ出した。




「機嫌直しなよ」

「…うん」




小さく頷くと恭弥が可愛い、と言って髪の毛にキスを落とした。
恥ずかしくて俯きそうになるとふと周りの人たちの様子が目に入る。

…みんながひいてる。

え?何?バカップルじゃないよ?
ていうか今あれホントにヒバリさん?って言われた…!




「…恭弥、今日私の家で夕食食べない?私、作るよ?」

「…いいの?」

「うん。恭弥さえよければ」

「じゃ、ごちそうしてもらおうかな」

「一緒に買い物しよう!ハンバーグ作るよ!」




ゲームセンターから出て近くのスーパーでお買い物。

話していると恭弥って意外と詳しかったよ。ハンバーグの作り方。
やっぱり好きだからかな?
とりあえず材料だけ買って私の家に帰った。




「僕も作るの手伝うよ」

「いいの?ありがとう。恭弥もエプロン使う?」

「…どんなの?」




ためらったように聞いてくる恭弥に小さく笑う。
多分女の子の持っているエプロンって言ったら可愛い柄のものとかそういうのが多いからそれを着るのがいやだと思っているんだよね。

黒の無地と青のエプロン、というと恭弥は少しだけほっとしたような顔をして黒を選んだ。
やっぱり、と思いながら黒のシックなエプロンを渡す。

黒いエプロンは恭弥によく似合っていて、少しだけ見とれてしまった。




「美瑠は?」

「私は薄いピンクのチェックだよ」




ピンクっていうとなんかベタみたい。
でもピンクっていうよりすごく薄い桜色って感じだから私のお気に入り。

似合ってる、と恭弥に言われて嬉しくて「ありがとう!」と返すとようやくお料理開始!

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