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「助かるぞ、ディーノ」
並盛の一角。
ひとつの電話ボックスで電話をしている赤ちゃんがいた。
その様子はただならぬ雰囲気で、顔がばれないようにしているのかサングラスまでかけていた。
しかし、それにつっこむ人間は誰もいない。
ここは、人通りの少ない…なおかつ、裏の人間しか入れない場所に位置する電話ボックスだからだ。
「もし問題の連中と同一人物なら奴らが妙な手をうってくるのも納得できるな。
脱獄したばかりで、こちらの情報を持ってねーんだからな」
「そうだな…でも驚きだぜ?この話、お前より先に美瑠に聞かれたんだ」
「…!美瑠が聞いたのか?」
「あぁ。理由は言わなかったが聞かれた」
ディーノの言葉に嫌な汗が流れていくのがわかった。
先に情報を仕入れていた美瑠。
あの聡い美瑠がこのことを聞いて俺と同じ仮説を立てるのは容易に想像がつく。
そしてその仮説通りだとすれば、あの美瑠があいつらを止めに行くのは目に見えていた。
雲雀が乗り込んだという情報もある。…と、すれば美瑠も一緒だろう。
今の今まで美瑠から連絡がないということは、
「…ヤベーな」
「どうした?美瑠になんかあるのか!?」
「とりかえしのつかないことになる前に片づける」
「おいリボーン!教えろ!」
「じゃーな」
「リボッ」
ディーノが焦ったように俺の名前を呼んでいたが強制的に電話を切る。
レオンのしっぽも切れた…
美瑠の身に何かあったとしか思えねーな……
無事でいろよ…美瑠。
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