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「ろくどう……むくろ…?」
無意識、だと思う。ツナは、ぼんやりとそう呟いた。
その言葉に、ツナははっとしたようにビアンキを見上げると、ビアンキは笑みを浮かべる。
でもそれは、いつものビアンキの笑顔じゃない。
その独特な笑顔は、…骸本人、そのもの。
「また会えましたね」
ビアンキの左目が赤く染まり、六の文字が浮かび上がる。
まちがいなく…骸だ……
驚愕の事実に私は息をのみ、ツナと隼人は祟りだ!と叫んだが、リボーンが冷静に「そんなバカなことあるわけねーぞ」と二人を落ち着かせる。
そう。そんなこと、ありえない。祟りだなんて、ありえないの。
でも、目の前にあるのは骸の死体。それは、間違いなく存在する。
困惑するツナと隼人をあざ笑うかのように、骸はクフフ、と笑みをこぼした。
「まだ僕にはやるべきことがありましてね。地獄の底から舞い戻ってきましたよ」
「そんなんことが…」
「あと考えられるのは…まさかな…」
小さく呟かれたリボーンの言葉に美瑠はわからないように小さく首を振った。
ううん。リボーン……あれしかもうないよ……
でもどうして骸がもっているの?どこで、手に入れたの?
そんなことが頭の中でいっぱいになる。
そう考えているうちに隼人は完全に悪霊だと思ったようで、除霊をし始めた。
悪霊じゃないと思う、という前に何故かうめき声をあげるビアンキ。
あれ、本当に悪霊だったの…?と首を傾げるとビアンキを心配したツナがビアンキにそっと近寄る。
ツナの後ろには、骸の剣をもった隼人が立ち上がる。
その様子から嫌な予感がして、まさか、と息をのんだ。
「オレやりましょーか?」
「獄寺く……、…骸!!」
ドンッと再びツナがいたところに剣が突き立てられる。
ツナが気づいて避けられたからよかったけど、もし気づくことができていなかったら……
そう思うと血の気がひく。
「ひいい!獄寺君が!!」
「ほう。まぐれではないようですね。
初めてですよ。憑依した僕を一目で見抜いた人間は…、…いや、もう一人いましたね、美瑠。
君も僕がビアンキに憑いたのを一瞬で見抜いていた。しかしボンゴレ…つくづく君は面白い」
「そんな…どーなってんの〜!?」
「間違いねーな。自殺と見せかけて撃ったのはあの弾だな」
リボーンが珍しく厳しい顔つきで隼人を睨みつけている。
それはそうだ。…だって、あの弾はもうすでになくなっていたはずの弾だから。
骸は次の言葉がわかっているのか、隼人の顔で微笑んでいるだけ。
「憑依弾は禁弾のはずだぞ。どこで手に入れやがった」
「憑依弾…?な…何言ってんだ…?」
「クフフフ。気づきましたか。これが特殊弾による憑依だと……
いえ。美瑠の方は薄々感じていたようですが」
「え?特殊弾って死ぬ気弾や嘆き弾のこと…?」
「そうだ。憑依弾はその名の通り他人の肉体にとりついて自在に操る弾だぞ」
「なんだってー!?」
「エストラーネオファミリーが開発したと言われる特殊弾でな。
こいつを使いこなすには強い精神力だけでなく弾との相性の良さが必要とされていたんだ」
骸は強い精神力と弾との相性がそろっていた。
…皮肉なことだよね。だからこれは現在、骸しか使えないはず。
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