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「う゛お゛ぉい。話にならねーぞ、こいつら。死んどけ」
「くっ」
バジルがスクアーロの剣を止め、私が一発スクアーロの足元に威嚇として撃つ。
これくらいしか、できない。…それが、ひどくもどかしい。
私が足もとに撃ったことにスクアーロは少しだけ眉を顰めたが、すぐににやりと笑みを浮かべた。
「いよお゛ぉゴミ野郎。そろそろゲロッちまう気になったかぁ?」
「断る!!」
「ならここが貴様の墓場だぁ」
バジルが素早い攻撃を防いでいく。…力は互角。いや、スクアーロが少し上かな……
でも、この貴重な時間を無駄にするわけにはいかない。
この間にツナに力を…!
「ひいいっやばいよ!!」
「ツナ!」
頭の上!その不自然な植木に気づいて!!
そう言おうとしたが、言葉を止めた。
リボーンが投げたものが…目に入ったから。
リボーン…その手袋……まさか噂の]グローブ?
「この手袋は―――!!」
「手相を見せる時も真夏のうだるような暑い日でもその手袋はつけとけ」
「おまえこの大変なときに今までどこにいたんだよ〜!?」
「オレにもいろいろ事情があるんだ」
「ツナ、私とリボーンはあの人に直接攻撃できないの。だから…せめて私の力を使って」
「え、それって…!?」
「天秤は水平にはならない…今このとき…私の力は右に傾く」
パァァァっとツナが死ぬ気の炎に包まれる。
力を使うのは久しぶりだけど、疲れは襲ってこない。
…むしろ、前より力が強くなっている気がする。
一通り力がそそがれ、白い死ぬ気の炎が収まっていくとリボーンがにやりと笑う。
「これで準備はできたな。行ってこい」
バァァァァン!!!!!
「てめぇは死ねぇ!!」
「復・活!!!!ロン毛!!!死ぬ気でお前を倒す!!!」
「う゛お゛ぉい。なんてこった……
死ぬ気の炎に…このグローブのエンブレム…美瑠は…、…まさかお前、噂にきいた日本の……
そうか…お前と接触するために…、…ますます貴様ら何を企んでんだぁ!?死んでも吐いてもらうぞぉオラァ!!!」
スクアーロの言葉に思わずずっこけそうになる。
死んでも吐いてもらうって…死人に口なし。言うことなんてできない。
たとえだとしても、なんて例えなんだろう。
そんな場面ではないと分かってはいたけど、なんだかスクアーロらしくて、…少し懐かしくなった。
「うおおお!!!」
ツナの拳がスクアーロに向かう。
でもスクアーロもヴァリアー……本物の暗殺部隊だ。
今のツナじゃ、力が足りなすぎる。
私の力をあげても……勝てない。
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