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「ツナ、その話は後だ。廃業になった病院を手配した。行くぞ」
「ま、待ってください!獄寺君と山本が…!」
「あいつらなら心配ねーぞ」
「大丈夫かツナ!」
「いったい何なんすか?奴は?」
「二人とも!!」
ツナに駆け寄ってくる隼人と武。
その姿によかった、と安心する。…少しのケガがあるが目立った出血もない。
でも、二人とも怪我の手当てをしないと、と私は足を進めようとしたが、
「お前らの戦闘レベルじゃ足手まといになるだけだ。とっとと帰っていいぞ」
「「!」」
「リボーン何てことを…!!」
「行くぞ。美瑠もだ」
「…はい」
「わっわっちょっおい!!」
リボーンに言われて、私は向きかけていた足を変えてリボーンについていく。
…本当は、ちゃんと手当てしてあげたい。
手を出すことができなくてごめんね、って謝りたい。…でも、それじゃあ、ダメなんだ。
ツナもリボーンに無理やり引きずられるように歩き出していた。
「本当はあいつらも感じてるはずだ。
あれだけ一方的にコテンパンにされてはらわた煮えくり返ってねーわけがねぇ」
「本人達が…一番悔しいんだよ」
「ほっとけ」
「…大丈夫だよ。あの二人なら、もっと強くなって帰ってくるから」
きっと、二人なら、大丈夫。
自分にも言い聞かせるように笑ってそうツナに言うと、ツナから少しだけ力が抜けた。
…うん、そうだよね。私たちが二人を信じなくてどうするんだろう。
きっと、二人ならこの壁を乗り越えてくれるよね。
―――あのリングが動き出したのだから、乗り越えないといけないんだろうけど……
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