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「美瑠、ケガはねーか?」
病院についてツナの怪我も治療して、今はバジルの病室にいる。
幸い、バジルの傷は浅かったみたい。よかった……
「うん。戦ってないからね。ツナ、頭は大丈夫?」
「うっ!その言葉傷つくっ!!」
「こいつはいつでもダメツナだぞ」
「ごめん!そういう意味じゃないよっ!
ツナがスクアーロに髪の毛を掴まれてる時に銃で一発撃っちゃったの。
ツナの髪の毛めがけて。だからハゲてないかなって心配で」
「え…あ…大丈夫だよ!少しここだけ髪の毛が少なくなっちゃったけど」
「…ハゲた暁には私がカツラ買ってあげるからね」
「不吉なこと言わないでー!!」
みんなで、ははっ!と笑うが、ふとバジルの方を心配そうに見やる。
それと同時にみんなの視線もバジルに移る。
バジルが持ってきていたのは、間違いなくあの指輪……
きっと、責任を感じているだろうな……
「あの…彼…何者なの…?やっぱりボンゴレのマフィアなんですか?」
「いいや。こいつはボンゴレじゃあない。
だが一つ確実に言えることは…こいつはお前の味方ってことだ」
「はあ!?どーなってんの?ボンゴレが敵でそーじゃない人が味方って……
…つーか別にオレ、敵とか味方とかありませんから」
「それがなあツナ。そーもいってらんねえみたいだぞ」
「あのリングが動き出したからな」
「リング?そういえばこの子も言ってた、ロン毛の奴が奪ってったやつだろ?」
首を傾げるツナに伝えられる、ボンゴレリングのこと。
正式名はハーフボンゴレリング。
本当は3年後までしかるでき場所で保管されるはずだったボンゴレの家宝であること。
長いボンゴレの歴史上この指輪のためにどれだけの血が流れたかわからないといういわくつきの代物であること。
それを聞いてツナの顔から血の気が引いていく。
「ひいい何それー!!まじかよ!!ロン毛の人もってってくれてよかったーっ」
心底ほっとしているツナ。
…確かに怖いものだとは思うけど、そこまで安心しなくてもいいのに。
それに、スクアーロが持って行ってしまったことは、決していいことじゃない。
…それは、まだ、ツナはわからないと思うけど……
しかし、ほっとしているツナにディーノはなぜか申し訳なさそうに笑った。
「それがなぁ……ツナ……、…ここにあるんだ」
「え゛え゛―――!!?」
「「…!!」」
「な…何でー!!?だってリングは奪われたはずじゃ…」
「こっちが本物だ」
「え!?じゃあさっきのは…?」
「オレは今日、このために来たんだ。ある人物からこれを渡すように頼まれてな」
「え――!?またオレに!?何でオレなのー!!?そんな恐ろしいリング〜!!」
「そりゃーお前がボンゴレの…」
「ス…ストップ!!」
ボス候補だから、という言葉はツナによって遮られる。
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