2
「がはっ」
「ボンゴレファミリー晴の守護者にしてコロネロの一番弟子。――笹川了平、推参!!」
「お兄さん!!」
「…!ツナ!久しぶり!」
「美瑠ちゃんも!!」
「まだだぞ」
草陰から出てくるレヴィの部下。
でも、大丈夫。
こっちにはもっと心強い人たちがいるんだから。
次々に倒れていくレヴィの部下達。
そして…集まる、私達のファミリー。
「ったく。何でアホ牛がリングを〜っ」
「もー大丈夫だぜ」
「み…みんな…!!」
「家光の奴、何とか間に合ったみてーだな」
リボーンが自慢げにニッと笑うのを見て、私も不敵に笑い返す。
そして、リボーンの視線が私の指に向かう。…ううん、私の月のリングに。
月のリングを持っているのを確認すると、リボーンは少しだけ複雑そうに視線を逸らした。
…確認しなくてもいいのに。私は、決してこの運命から逃げたりしない。
「みんなーっ!!」
「10代目!!」
「なんか久しぶりだな」
ツナが安心したように駆け寄ってくる。
私もそっと銃を懐にしまって、みんなに合流した。
ランボ達も無事でよかった。…きっと、怖かったよね。
フゥ太は涙目になりながらツナに抱き着き、ツナは三人の無事を確認する。
どうやらイーピンは戦えない二人を守るために戦ってくれていたみたい。
唯一の殺し屋だものね…そう納得しながらイーピンの体を優しく抱き上げて、腕の中で血を拭ってあげる。
痛い?と聞くとイーピンは「大丈夫!」とばかりに笑って首を振った。
…ちなみに、狙われている当の本人はごろごろ寝ていて、思わず笑ってしまった。
「ハラ減ったぞ〜!ツナ、おんぶっぶ〜」
「汚いから寝るなって!!」
「クスッ。ランボ、寝ちゃだめだよ。ホラ、起きて」
「美瑠ちゃんそんなに甘やかしちゃダメ!」
ツナにたしなめられる(さすが保護者!)が、可愛いランボにやっぱり厳しくできず、片手にはイーピン、片手にはランボを抱き上げる。
その瞬間にキラリと光るものが目に入る。
…あら、これって、雷のボンゴレリング?
こんなところにリングをひっかけていたなんて…しかも、飴玉やごみ屑や色々なものと一緒に。
これのせいで狙われてるとも知らずに……無知ってある意味すごい、と感心した。
「ほ…ほんとやばかったよ……さっきはどーなるかと思ったもん…」
「しかし思ったより骨のない連中だったな。楽勝だぞ!」
「そいつは甘えぞ。こいつらはヴァリアーの中の下っ端だ。…本当に恐ぇのは…」
「(レヴィ…)」
「…!くるぞ…!」
ドンッとどっしりと現れたのは私の顔見知り。
レヴィ・ア・タン……
集まっている私たち。その周りに倒れているレヴィの部下。…示していることは、ただ一つ。
「お前達がやったのか…」
ゆっくりとレヴィの視線が私たち一人一人の顔を見ていく。
多分、自分の相手…雷の守護者を探しているのだろう。
そのうちにレヴィと私の視線が自然と交わる。
- 218 -
*前次#
ページ:
back
ALICE+