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「がはっ」

「ボンゴレファミリー晴の守護者にしてコロネロの一番弟子。――笹川了平、推参!!」

「お兄さん!!」

「…!ツナ!久しぶり!」

「美瑠ちゃんも!!」

「まだだぞ」



草陰から出てくるレヴィの部下。

でも、大丈夫。
こっちにはもっと心強い人たちがいるんだから。


次々に倒れていくレヴィの部下達。

そして…集まる、私達のファミリー。



「ったく。何でアホ牛がリングを〜っ」

「もー大丈夫だぜ」

「み…みんな…!!」

「家光の奴、何とか間に合ったみてーだな」



リボーンが自慢げにニッと笑うのを見て、私も不敵に笑い返す。
そして、リボーンの視線が私の指に向かう。…ううん、私の月のリングに。
月のリングを持っているのを確認すると、リボーンは少しだけ複雑そうに視線を逸らした。

…確認しなくてもいいのに。私は、決してこの運命から逃げたりしない。



「みんなーっ!!」

「10代目!!」

「なんか久しぶりだな」



ツナが安心したように駆け寄ってくる。
私もそっと銃を懐にしまって、みんなに合流した。

ランボ達も無事でよかった。…きっと、怖かったよね。

フゥ太は涙目になりながらツナに抱き着き、ツナは三人の無事を確認する。
どうやらイーピンは戦えない二人を守るために戦ってくれていたみたい。
唯一の殺し屋だものね…そう納得しながらイーピンの体を優しく抱き上げて、腕の中で血を拭ってあげる。
痛い?と聞くとイーピンは「大丈夫!」とばかりに笑って首を振った。

…ちなみに、狙われている当の本人はごろごろ寝ていて、思わず笑ってしまった。



「ハラ減ったぞ〜!ツナ、おんぶっぶ〜」

「汚いから寝るなって!!」

「クスッ。ランボ、寝ちゃだめだよ。ホラ、起きて」

「美瑠ちゃんそんなに甘やかしちゃダメ!」



ツナにたしなめられる(さすが保護者!)が、可愛いランボにやっぱり厳しくできず、片手にはイーピン、片手にはランボを抱き上げる。
その瞬間にキラリと光るものが目に入る。

…あら、これって、雷のボンゴレリング?
こんなところにリングをひっかけていたなんて…しかも、飴玉やごみ屑や色々なものと一緒に。

これのせいで狙われてるとも知らずに……無知ってある意味すごい、と感心した。



「ほ…ほんとやばかったよ……さっきはどーなるかと思ったもん…」

「しかし思ったより骨のない連中だったな。楽勝だぞ!」

「そいつは甘えぞ。こいつらはヴァリアーの中の下っ端だ。…本当に恐ぇのは…」

「(レヴィ…)」

「…!くるぞ…!」



ドンッとどっしりと現れたのは私の顔見知り。

レヴィ・ア・タン……

集まっている私たち。その周りに倒れているレヴィの部下。…示していることは、ただ一つ。



「お前達がやったのか…」



ゆっくりとレヴィの視線が私たち一人一人の顔を見ていく。
多分、自分の相手…雷の守護者を探しているのだろう。

そのうちにレヴィと私の視線が自然と交わる。

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