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「太陽候補…?」
「言っただろ。美瑠は『月』だ。
月は太陽がいないと光り輝かない。太陽はボスっつーわけだ」
「そこで私、彼方美瑠…月の守護者は……
真の太陽候補を……XANXUSとし、我が身をXANXUSのために尽くし、XANXUSのために力を使うことを誓います」
「ど、どーいうこと!?」
「美瑠、お前意味分かって言ってんのか?」
リボーンの厳しい言葉が飛ぶ。
…もし、もし、俺が、思い違いをしていなければ、美瑠ちゃんの言葉の意味は、ヴァリアー側につくということ。
はっきりと話しているのに、いまだ美瑠ちゃんの表情は見えない。
…どうしたの、美瑠ちゃん…何で、オレたちじゃなくて、あっちに…!
「リボーン…もちろん、わかってるよ…ツナ、今までありがとう」
「え、美瑠ちゃん!?」
美瑠ちゃんは軽やかに飛び上がり、ザンザスの隣に着地する。
父さんも、リボーンも、すげー驚いてる……
どーなってんの…?
「美瑠、お前はXANXUSを認めるのか?」
「…はい、家光さん」
美瑠ちゃんの髪が少し揺れる。
同時に、ザンザスが動いて、美瑠ちゃんの体を優しく抱きしめた。
…って、抱きしめた…!?な、なんで、ザンザスが美瑠ちゃんを抱きしめるんだ!?
さっきも、『ずっと探してた』って言ってたし、美瑠ちゃんとザンザスの関係っていったい…!
(ていうかこれ、ヒバリさんが見たら殺される…!)
「やっと、手に入れた」
「………」
美瑠ちゃんは何も言わないけど、何だろう……
ヒバリさんに抱きしめられてるときと、全然雰囲気が違うよ……
(幸せそうじゃ、ない…)
でも、ザンザスの顔は…すごく、柔らかい気がする。
(オレの、気のせい?)
「お待たせしました」
「今回のリング争奪戦では、我々がジャッジをつとめます」
着の陰から飛び出してきた女の人たち。
ザンザスは美瑠ちゃんを隠すように後ろに行かせる。
女の人たちはオレが持ってる勅命文(だっけ?)を取り出した。
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