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「懐かしいね。学校にいたときは、普通だったのに」
「オレ王子だからサボってたし」
「王子、関係ないよ」
全部「王子」って言葉で誤魔化すんだから…さぼったらだめでしょ。
…って、私も同じようなものだったから、何も言えないね……
「…美瑠はさ、ぶっちゃけボスのことどー思ってるわけ?」
「どーって?」
「好きかって事」
「………………、…うーん」
「合間がなげーくせに答えてねぇぞぉ!!」
スクアーロのツッコミも虚しく、スルーされる。
「わからないよ…私、XANXUSとは会ったことはあってもあんまり話した事なんてないもの…」
「話せばいいんじゃね?」
「なんて?私が話しかけたらきっと嫌がるよ」
「(あれー?まさか美瑠…ボスの初恋の相手が美瑠って知らないわけー?)」
「あいつがお前のこと嫌がるはずがねぇ」
「ううん。XANXUSは人一倍、9代目の息子であることを誇りに思ってるから……
いくら9代目の孫娘で、天秤だからって嫌だと思うよ」
「オレはそー思わないけどね!
だってそれならなんであんとき美瑠を抱きしめたわけ?」
「…ハグ、だよね、あれ。挨拶だよ」
「(相変わらず鈍感―)」
「う゛お゛ぉい!とりあえず今日は寝るぞぉ!!」
「ねむかったんだね…スクアーロ」
「オレは眠くなんかねぇぞぉ!!」
「「(強がりだ…)」」
「うん…私も眠いから寝るね…おやすみ、二人とも」
「じゃーねー」
「う゛お゛ぉい!早く寝ろぉ!」
手を振って去っていく二人に少し笑って背を向ける。
さっきまで沈んでいた気分が、いつの間にか少しだけ浮上していて、涙も乾いていた。
元気をくれてありがとう……スクアーロ…ベル……
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