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「ねぇ?ボスまだかしら?私の晴れ舞台だっていうのに〜」

「欠席みたいだね」

「あの男が他人の戦いに興味あるわきゃねぇ…」



あたりを見渡しても、気配を探しても、ザンザスはいない。
大切な仲間の戦いなのに…、…仲間とは、思っていないの、かな……

そんな考えが浮かんで、少しだけ気持ちが沈んでいく。
ザンザスのこと、よく知らないのにこんなこと思ってしまうなんて…よくないよね。

スクアーロは「そもそも奴の柄にもねぇようなこんなセコイ勝負うけねぇでオレに殺らせればいいんだ。あんなガキども5秒でかっさばくぜぇ…」と自信満々に言い放つ。



「そんなことしたらスクアーロ、私怒るよ?」

「何でだぁ?」

「…今のは聞かなかったことにして」

「…?…ってう゛お゛ぉい!いつまで睨んでんだぁ!?」

「なんかガン見してる奴がいるんだけど、マーモン」


その言葉に私の視線もリボーンの方に向かい…リボーンと目が合う。
…何かを見極めるような視線に、思わず私は目をそらしていた。
今リボーンと目を合わせてしまったら…心の中の考えがすべて見透かされてしまいそう……

その気まずさを感じているとチェルベッロから晴の守護者の集合がかかる。
ルッスーリアは今までの実力から負ける気がせず、楽しそうにリングに近づいていく。
当然だよね。今まで中学生として過ごしてきたみんなとは違って、ヴァリアーのみんなは最強の暗殺集団として毎日を過ごしているんだから。
一般人と変わらないみんなに、負けるはずがない。…経験が違う。
その自信からこの余裕がきている。

…でも、その余裕が、きっと、命取りになる。



「…ルッスーリア!」

「ん?何かしら?美瑠ちゃん!」



リングに入る前に呼び止めてしまった。
本当はいらないのかもしれない。私が心配する必要もないかもしれない。

…でも、私はツナ達が大切でも、ヴァリアーのみんなも大切なの……



「無理、しないでね」

「フフッ、大丈夫よ!美瑠ちゃんは安心してそこで見てて」

「…うん」



不安そうな私に安心させるようにルッスーリアはにっこり笑って、私の頭を優しく撫でてくれる。
ルッスーリア、と見上げれば、もう一度笑って、ルッスーリアはリングに入っていった。

…まさか視線だけでベルとスクアーロと喧嘩していたとは知らず。



「(馴れ馴れしいぞぉ!!)」

「(シシッ、同ー感!)」

「(あらぁ、男の嫉妬は醜いわよぉ)」

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