3
「大丈夫だよね…ルッスーリア」
「あのオカマなんて心配するなぁ!」
「美瑠、オカマが移るからアイツに近寄っちゃダメだよ」
「ちょっと!そこの二人酷すぎるわよ!!」
「「だったら触んな」」
息ぴったりな二人に思わず二人して苦笑する。
…普段はあんなに仲が悪いのに、こんな時は仲良しなんだよね。
苦笑していると隣から聞こえてくる「了平ファイッ、オ―――!!」という掛け声。
あ、円陣組んでる…武だろうなぁ…ああいうの好きだもんね。
(昨日まで私も)
(あの中にいたんだ……)
そう考えると、ちくりと胸が痛んだ。…そんな資格、ないのに。
「よーし極限力がみなぎってきたぞ!」
「(ったくこれだから体育会系は…っ)」
「(自分で了平ファイっていったよ…)」
実はツナと獄寺が内心恥ずかしがっているのも知らず、二人がリング内で向かい合うのを見つめる。
始まってしまうんだね。リング争奪戦が……
ザンザスは、本当に来なくてよかったの?
(ルッスーリアが負けないって信じてるから来ないの?)
(それとも、本当に興味がないから?)
(ザンザスのこと知りたくても…よくわかんないよ…)
「間違いありません」
「正真正銘の晴のハーフボンゴレリングと確認しました」
「リングは原則として首から下げることとします。そして相手を倒し、リングを奪った者が勝ちです」
「あらぁ?んまぁ!」
お兄さんが脱いだ瞬間、嬉しそうな声をあげるルッスーリア。
どうしたんだろう?何か嬉しいことなんてあったのかな?
- 230 -
*前次#
ページ:
back
ALICE+