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「一緒に遊んだりとか!ねっ?ダメ?」

「……別に」



そうじゃない。
オレも、一緒にいたいって…言いたいんだ……

(でも、この口はそれ以上開かない)

そんな無愛想なオレに嫌な顔せず…むしろ、嬉しそうに笑ってじじいに笑いかけた。



「やった!別にっていいって意味だよね?ね!お祖父様!」

「…そうだね。たぶん、そうだと思うよ」


正直…驚いた。

あのザンザスが友達というのを作るなんて……
嫌だ、と言って美瑠を傷つけてしまうのではないかと。

いやきっとザンザスは……

美瑠のどこか温かい心に、惹かれてるのだろう……

(まるで…闇が、光を恋い焦がれるように)



「じゃあ今日からXANXUSも私の友だち!」



無邪気に喜ぶ美瑠がオレに笑いかけてくれて、嬉しい。

オレに笑いかけてほしい。ただ…一緒にいたい。



「XANXUSは何が好き?私が作れるなら作るよ!」

「美瑠は最近料理にハマってるね」

「うんっ!お祖父様にも作ってくるねー!」



心が安らいだ。
母親にも…もらったことのない気持ち。
美瑠の側にいるだけで肩の力が抜ける。

安心、できた……

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