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「ランボすげー!!(お馬鹿なのに意外すぎる!)」
「電撃となるだけでなくファミリーへのダメージを一手に引き受け、消し去る避雷針となる。
それが雷の守護者の使命だ。
あのアホ牛の体はその使命を体現してるんだ。
むかつくアホ牛だがあいつほど雷の守護者にふさわしい奴はいねーんだぞ」
リボーンの説明がヴァリアー側まで聞こえてくる。
正直、ランボには悪いけど…意外だった。
でもこれで、ランボの身を雷からは守ることができる。
少しだけ驚いていると隣でマーモンがベルに話しかける。
「これでレヴィにスイッチ入っちゃったんじゃない?」
「どうして…?」
「レヴィにとってボスに認められることこそが生き甲斐。
仕事を確実にこなすのも時間厳守も守護者となりボスにほめらたいがため……
自分より守護者にふさわしい奴なんかいたら…嫉妬の炎に燃えるだろうね」
「そんな…!!」
それじゃあ余計ランボが危ない…っ
折角雷の危険を回避できたと思ったのに…!
余計に、棄権してほしいという願いが強まる。
心配そうに見つめるとベルが少しだけ笑った。
「でもその方がいいっしょ?だってオレらの味方だし」
「…っ!」
ベルの言葉がちくりと刺さる。
そうだよ…今、私は…ヴァリアーの一員なんだ。
(忘れちゃいけない…私は、あっち側の人間じゃない)
(もう、ツナ達のファミリーには戻れない…っ)
「消えろ…」
「ランボ!逃げろ!!」
「うわぁああ!!!」
「(10年バズーカ…!!)」
泣きながらランボが出した物。
それは、毎日のように出している10年バズーカー。
それじゃ…ランボが10年後の姿に?
それならレヴィと対等に戦えるかも…!!
少しホッとしながら煙に包まれたランボに視線を向けた。
「やれやれ」
「…!!」
「ギョウザが最後の晩餐になるとは…」
「大人ランボ!!!」
煙が晴れて大人ランボが姿を現す。
食事の途中だったみたいでお箸で餃子をつまんだままだった。
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