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「…!何か事情がありそうだ。
懐かしすぎて泣きそうだが、感傷に浸っている場合ではなさそうだな。
――野蛮そうなのがひどくにらんでる」
「お前が誰であろうと消すまでだ」
「…昔のオレは相当てこずったようだが…」
自分の足元に落ちているリングを拾い上げる。
「オレはそうはいかないぜ」
「ほざけ。消えろ!!」
レヴィから放たれる無数の傘。
ベルは傘を開かせちゃったらもう決まりだな、と呟いた。
マーモンが言うには、レヴィ・ボルタは回避不可能の技。
あの電気傘(パラボラ)は全周囲を死角なく覆い、ひとたび攻撃が当たりだせば7つのパラボラがおのおのに受けた電気を一気に叩き込む、という技らしい。
この技でヴァリアーの幹部まであがってこれたのだから…まさに、一撃必殺。
半端な技じゃないはずだ。
そんな強力な技が発動し、ランボは少し焦ったように辺りを見回す。
「死ね」
声と共に雷がランボに直撃する。
レヴィの技だけでもすごい電圧なのに、さらに避雷針にも雷が落ちた。
倍に跳ね上がった電圧は目を開けられないくらい強い光りを放つ。
「ランボ!!!」
「奴は焼け死んだ。この電光ボスに見せたかった」
くるりと背を向ける、レヴィ。
それは、戦いが終わった、という合図。
ランボ…本当に、死んじゃったの…?嫌…っ!
ランボの、生存を諦めかけた刹那、響く男性特有の低い声。
「やれやれどこへ行く?」
レヴィは驚愕の表情を浮かべて振り向いた。
私はよかった、と安堵の息をつく。
すごい…傷一つない…!!
「エレットゥリコ・リバース!!」
ランボが地面に手をあてると電流が一気に校舎に行き渡る。
電圧に耐えられなくて、校舎のガラスが砕け散った。
さっきまでの電圧は全て、地上に流される。
「あれだけの電流を地面に…!?」
「電気はオレにとって子猫ちゃんみたいなもんだ。
わかるかい?オレは完璧な電撃皮膚を完成させている」
バチっと電気がランボの手の内で遊ばれる。
それは、電気を完璧に操っているということ。
「すごい!これが20年後のランボ!!」
「まさに避雷針だな」
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