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「レヴィ!!」
「年季が違う。出直してこい」
「そんな…バカな!こ…こんなところで…!!」
よくやったレヴィ。
ボスの声が聞こえる……
あの一言だけで、オレは忠誠を誓えるんだ。
「ボ…ス、もう一度オレを誉めてくれ…!ボス!!」
レヴィ!
ニコリと笑いかけてくれる美瑠の顔が浮かぶ。
美瑠のために…ボスのために…っここで負けるわけには…!!!
「剣をひけ…これ以上やるとお前の命が…」
――ボフン
「ぐぴゃああああ!!!」
急に煙が上がったと思えば、5歳ランボが現れた。
もちろん電気を帯びていたランボに残されたままで……
うそ…っ!どうして戻っちゃったの!?
「ランボ!まだ20年後の姿に5分もたってないのに!」
「どうやらバズーカの効果は最初の一発が当たってから5分のようだな」
雷が直撃したランボは耐えきれずに、気絶している。
大きな火傷も負って…!
「やはり雷の守護者にふさわしいのはお前でなくオレだ」
「あぁっ危ない!!」
レヴィの動きに、みんなが戦闘態勢に入る。
だめだよ!それじゃ失格になっちゃう!
同じことを考えたのか、リボーンも「まて。手を出せば失格になるぞ」とみんなをいさめる。
「その通りです。このエレットゥリコ・サーキットに一歩でも足を踏み入れれば、失格とみなしリングを没収します」
「手が出せないなんて…!絶体絶命だよ!!どうしようリボーン!!」
「見守るしかねーだろうな」
そうだよ…ランボの可能性を信じて、見守るしかない…っ
そう言い聞かせないと今すぐにでもサーキットの中に飛び込んでしまいそうだった。
悔しくて、…自分の理性をとどめておくために、力いっぱい手を握りしめる。
ぷつり、と皮膚が破けて血が流れたのがわかったが、力を緩めることができなかった。
「エレットゥリコ・クオイオがどうした。消えろ!」
「っ!!!」
レヴィの足が大火傷してぼろぼろになっているランボを蹂躙する。
その攻撃は少しも容赦がなくて、…ランボが死んでもいいとばかりに攻撃していた。
もう…ダメっ!私はザンザスの…ヴァリアー側にいるけど…!
人が死ぬのは見たくないよっ!!
(それが、例え裏切りと取られても…)
「とどめだ。死ね」
「やめて!!!」
ランボを守るために私の体でランボに覆い被さった。
私が間に入った姿を見て、レヴィがすんの所で止めてくれた。
そしてぐらりと避雷針が倒れる。
「美瑠様!!」
「美瑠…無茶するね。しかもあれ…風、じゃなさそうだ」
「ああ…あの曲がり方は熱だね。熱が避雷針の細く、弱い所を溶かし曲げている」
「エレットゥリコ・サーキット全体が熱をおびている、熱伝導…?」
でもそんな高温が流れたとは思えない。
そう呟いたと同時にサーキットの外に、大きな炎が上がる。
優しくて、頼りなさそうだけど、力強い炎…私は涙目で、その人物の名前を呟いた。
「ツナ…」
「目の前で大事な仲間を失ったら…死んでも死にきれねぇ」
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