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「XANXUS!!貴様!!9代目に何をした!!」

「ぶはっ!それを調べるのがお前の仕事だろ?門外顧問!」

「きっ…貴様まさか…!!」

「落ち着け家光。何の確証もねーんだ」

「おまえこそ銃をしまえ。美瑠もだ」

「「………」」



父さんに言われて、美瑠ちゃんは大人しく銃をしまった。

きっと大切な、自分の好きな祖父に何かされたと思ったんだろうな……



「喜べモドキども。おまえらにはチャンスをやったんだ。
残りの勝負も全て行い、万が一お前らが勝ち越すようなことがあれば、ボンゴレリングもボスの地位も全てくれてやる」

「え…?」



ザンザスの言葉に思わず美瑠ちゃんは驚いていた。
きっと予想外だったんだろう。ザンザスの言葉が。
そして、ザンザスが一体何を考えているのか、わからないとばかりに表情を曇らせた。



「だが負けたら、お前の大切なもんはすべて…消える…」


美瑠も、オレのものになる。雲雀恭弥を消してな……


「た…大切なもの全て…!?」

「せいぜい見せてみろ。あの老いぼれが惚れ込んだ力を。女…いいぞ」

「はい。では明晩のリング争奪戦の対人カードを発表します。
明日の対戦は…嵐の守護者対決です」



嵐といったら獄寺君と、ベルっていう王子のことだ。
ザンザスは「悪くねぇ」と楽しげだった。

そんなザンザスの前にレヴィが着地する。
あの人も20年後のランボの雷をうけてボロボロだった。



「雷のリングだ。納めてくれ」

「いらねぇ。次に醜態をさらしてみろ」

「死にます」

「美瑠、行くぞ」

「……はい」



呼ばれた美瑠ちゃんは抱きしめていたランボを痛ましそうに見つめて、そっと俺に手渡してきた。
その目には悲しみと悔しさが浮かんでいて、目線だけで俺に「ランボをお願い」と訴えかけている。

…きっと、美瑠ちゃんはすごく心配なんだ。

ランボはこんなにもぼろぼろで、意識を失っている。
しかも、ザンザスは9代目に何かしたような口ぶりだった。

すごく心配で、でも、それを口にできなくて、歯がゆく思ってる。

美瑠ちゃんはもう一度ランボの頭を優しく撫でると静かにザンザスの背中を追いかけていった。

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