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「美瑠様…これは、決定ですので」



そう言われてしまえば、何も言い返せない。
言葉を押し込めるように俯くと、リボーンの声が響いた。



「最悪、嵐の指輪ごと爆破してもいいってことだ。
守護者のリングをどーでもいいと考えてんのは…あいつかもな」

「XANXUS!!」

「やはり奴は本気になったみてーだな」



きゅ、と唇をかみしめて、ザンザスを見つめる。
やっぱりザンザスの心がわからない。…仲間を大切にしているようで、していないようにも見える。
私のことを好きって言ってくれたけど、私の行動を制限するようなことを言う。

隼人たちの身を案じる私たちとは正反対に、隼人は「おもしれーじゃねーか」と不敵に笑った。



「何だ?今のガラスの音は」

「(!何でここに…!!)」

「ケガ人はいねーか?」



いきなり現れたシャマル。
しかもチェルベッロの人達にセクハラしながら。

やっぱりビアンキと一緒に葬り去ろうかな…その方が世のため、人のためになりそう。

そんなことを考えているとチェルベッロの人たちの肘がシャマルにクリーンヒットした。



「いやーよかったよかった。その弾力は健康そのものだ。
美瑠、お前もどうか調べてやろーか?」

「死にたいの?シャマル」



シャマルの冗談にも本気でチャキと銃を向ける。
冗談とわかっているからこそ、できる対応。

シャマルは本当は2世代前のヴァリアーにスカウトされ、それを断ったほどの男。
なのに、普段本気を出さないから、誤解されがち。…特に隼人に。

今もへらへらしながら「お前の勝負の冷やかしも兼ねてな」なんて言うから隼人に反発される。
…けど隼人、少しはシャマルの見方が変わったのかな…?
シャマルに対する嫌悪感が少ない気がする。

シャマルは一瞬私を見つめたけど、再びへらりと笑ってツナ達につくと宣言していた。



「美瑠にディーノにコロネロにシャマル……
これほどの人材がなぜ集まる…一体どーなってやがんだぁー
まさかこれもあのチビの…」

「まあでもこれで少しは楽しめそうじゃん。今日の勝負の相手」

「油断してケガしたら私怒るから」



油断してできた怪我は手当してあげないからね。
(…って言いながら結局してしまうんだと思うんだけど)

ひとえにベルに怪我をしてほしくない、という気持ちからくる言葉。
それをわかっているからか、ベルは笑みを浮かべてぐっと背伸びをした。



「それじゃー美瑠に怒られないよーにがんばろー!」

「ほどほどにね」

「どっちだよー」

「それでは両者中央にきてください」

「んじゃ、行ってくるわー」

「無理、しないでね」



隼人もベルも心配で、ぎゅっと手を握る。
きっと…ベルなら死なないよね。隼人だって、きっと。

勝負の妨害を防ぐために観覧席とフォールトの間に赤外線感知式のレーザーを設置された。
これじゃ、ランボの時みたいに助けにはいることができない。



「それでは嵐のリングベルフェゴーレVS獄寺隼人、勝負開始!!」



ついに、始まった。

ベルの、本気が見れる試合が……

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