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「お前がな…」
隼人の顔には焦りなんて一つもなかった。
そして隼人の足元には零れた火薬が導火線のように連なっている。
火を付ければ…当然爆発して、糸が緩んでしまった。
「フン、たわんだ糸じゃ切れねーぜ」
ぱらりとワイヤーが緩んでいく。
すごいよ隼人…!こんなにも策を練って、攻撃が連続される戦い……
隼人が、嵐のリングに相応しい!
(でも、ベルだって…って考えてしまう私は)
(きっとヴァリアーのみんなが大好きだから)
「そしてこのボムの行き先は…てめーのワイヤーに案内してもらうぜ!!」
ベルにまっすぐボムが向かう。
これは、もう、避けられない…!ベルッ…!!
「これが嵐の守護者、怒濤の攻めだぜ」
隼人のボムが再びベルに当たった。
これじゃ…ベルは意識を失ってるよ……
「これだけ撃ち込まれればさしものベルも…」
「墜ちたな」
「ベル…」
「んな心配するこたぁねぇ!あいつなら生きてるぞぉ!!」
「…そうだね」
爆煙が晴れてきて…倒れているベルが見える。
やっぱり気を失ってる…大丈夫だよね?死んで、ないよね…?
モニターで見える微かな胸の上下運動からベルが生きていることを教えてくれる。
「終わったぜ」
「いいえ。完成した嵐のリングを所持するまで勝利と認められません。
2つのリングを決定させてください」
「けっめんどくせー」
『残り時間は3分です』
「…!隼人、早くベルから指輪をとって!!」
「美瑠、お前どっちの味方なんだよ」
「どっちでもいいよ!!早くっ!」
「(どっちでもいいって…お前なぁ…)」
でも、やっぱ嬉しいんだよな。
オレらの味方みたいなこといってくれてさ……
「バカ面しやがって…天才が笑わすぜ。
てめーには訂正させたかったぜ。10代目への侮辱の言葉を」
でもよ…少しは役に立てたよな。
これで、美瑠も…帰ってくるよな…――
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