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「スクアーロ…っ!!嫌…っ!死なないって言ったじゃない!!」


『何言ってんだぁ!?死ぬわきゃねぇだろぉ!!』



「安心して見守れって言ったじゃない!!」



『お前は安心して見守っとけぇ!』



「なのに…っなのになんで…自分から死ぬようなことしたのよ…!!スクアーロ…っ!!!」

「美瑠…」

「どうして…っ」



涙が止めどなく溢れだす。


失いたくなかった。

大切な友達を、失いたくなかった。



『自分の気持ちを偽るな』



最後に言ってくれた言葉。

わかってたんだ…私が、ツナ達の傍に戻りたいこと、知ってたんだ……
ストレートに聞いたくせに…ホント…不器用なんだから…っ



「っくしょー…」



武の悔しそうな声が隣で聞こえてくる。
誰かが死んで勝敗が決する…こんな終わり方って……

後味の悪い、…辛い結果でも、チェルベッロは感情もなく武の勝利を宣言する。



「それでは次回の対戦カードを発表します」

「こ…こんな終わり方…」

「(こいつらはまだ中学生なんだ…酷な戦いだな…)」

「明晩の対戦は…霧の守護者同士の対決です」

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