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「沢田氏側の雷の守護者も来たようですね」
「ランボ!!」
「どうして…!?」
「な…なんでランボまで!?意識取り戻したばっかりなんだぞ!!」
折角よくなってきてるのに…!!
今無理したらまた悪くなっちゃうっ!
でも私達の驚きを無視してチェルベッロは説明を始める。
「強制招集をかけたのは他でもありません」
「大空戦では、6つのリングと守護者の命をかけていただくからです」
「リングと、守護者の命をかける…?」
「そうです」
「ちょっ何言ってんの!?ランボはケガしてるんだぞ!!?ランボを返せ!!」
「チェルベッロ、ランボはまだ5歳。私が負担かけないように抱っこするからランボを返して」
「…わかりました」
チェルベッロからゆっくりランボを受け取る。
温かくて…重くて…確かにここにランボがいて、生きてるって実感できる。
「美瑠ちゃん…ありがとう」
「ううん。私も、ランボにはまだ過酷すぎると思ったから」
そっと、優しくランボを抱きしめる。
そして、唯一この場にいない守護者のことを考えた。
―――スクアーロ……
どうやら雨戦の顛末からスクアーロの生存は否定されてしまったようだ。
スクアーロ……本当に、死んじゃったんだ…
(未だに、信じられなくて)
(今でもう゛お゛ぉい!って声が聞こえてきそうなの)
「では大空戦を始めましょう」
「えっちょっと待ってよ!まだ納得は…」
「できなければ失格とし、XANXUS様を正式なリングの所持者とするまでです」
「ぐっ」
チェルベッロの言葉に返す言葉がなくなってしまう。
ジャッジメントは絶対。それはどんなことにおいても、だ。
チェルベッロが「ザンザスを」と言えばきっとザンザスが正式なリングの所有者になるのだろう。
誰も反論することができなくなったことを確認するとチェルベッロは「ではまず、守護者のリングを回収します」と言い放った。
真の守護者であるならば心配する必要はないでしょう。
最終的にボンゴレリングは必ず持つべき主人の元へいくものです、と。
「ではこちらへ、納めてください」
「なくしたよ」
自分で『これいらない』って渡したのもう忘れてる。
そんな恭弥が少しだけ可愛くて、場違いだとわかっていても笑みがこぼれてしまった。
「たしかに」
すべてのリングがそろう。
私の月のリングは…まだチェーンに通って私が持っている。
今回は、私のリングは重要じゃないから……
「それでは、大空戦のルールを説明させていただきます」
「大空戦も他の守護者同様リングを完成させる事が勝利条件の1つとなります」
「ただしフィールドは学校全体」
「広ぇな」
確かに広い。でも、今回はしょうがないよね。
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