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「それは、どうかな?」
「え…?」
「むしろボスが次期ボンゴレの後継者になるための儀式の準備が整ったのさ。ボスは再び、復活する」
マーモンの手に、全ての守護者リングが現れる。
どうして…っ
雲も、ある…恭弥、はここにいるのに。
「なぜ、リングを半分ずつ保管するのか…
そしてボンゴレの正統後継者にしか授与されないのかわかるかい?
それはリング自身にも秘められた力があるからさ」
「秘められた、力…?」
何のこと…?
リングに、そんな力があるなんて、聞いたことは……
でも、ザンザスがゆりかごの眠りから起きたとき、床に小さな焦げ跡。
それは…リングが、氷を解かした、ということ…?
「誰がやったかは定かではないが、この形跡は一つの仮説を立てるのに充分だ」
「…!」
ツナが何かに反応したように、手を開く。
そこからは…死ぬ気の、炎。
一斉に、マーモンの持っているリングからも炎が噴き出す。
「見るがいいさ」
「氷が…!」
マーモンがリングを氷に近づけた途端に、簡単に氷が溶けていく。
こうやって…ザンザスは、眠りから覚めたんだ……
「7つの完全なるボンゴレリングが継承され、月の守護者が側にいる時……
リングは大いなる力を新たなるブラット・オブ・ボンゴレに授けると言われている」
「!」
つまり…条件が、全て揃ってる、ってこと…?
7つのリング。そして…私……
「返してもらうぜ。これは正統後継者のリングだし」
「!ベル!返してっ!それはツナの…!」
「言ったっしょ?これはボスのだよ、美瑠」
「…っ」
立ち上がろうとしたが、まだ毒の効果が残っていて立ち上がれない…っ
早く、立ち上がって、リングを…!
そう焦ったが、ザンザスの氷が完全に溶けた……
「おかえりボス!」
「リングを…よこせ…」
「もっちろん。これはあんな亜流のニセモノじゃなくて、9代目直系のボスにこそふさわしいからね」
「!ま…ハァ、まて…」
リングを、はめるな……
ザンザスは……
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