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「あれ…?美瑠ちゃんは…?」
パーティー会場である、山本の家。
いつもならいる美瑠ちゃんの姿がなくて、首を傾げると、リボーンがあぁ、と思い出したように頷いた。
「帰った」
「え?あ、来てたの!?」
「来てねーぞ」
「はぁ?じゃ、何だよ、帰ったって」
「そのまんまの意味だ。美瑠は…イタリアに帰った」
「へぇ、イタリアに……ってはぁぁぁ!!??お前今なんて…っ!!」
美瑠ちゃんが、イタリアに!?どうして、なんで!!
頭が混乱して、思わず大声を出すと、みんなが静かになる。
その中に響く、リボーンの声。
「美瑠は、イタリアに帰ったっつってんだ」
「!どういうことですか、リボーンさん!!」
「小僧、どういうことか説明してくんねーかな?」
2人とも、顔が硬い。
そんな2人にリボーンは少し帽子のつばをさげた。
「…美瑠は、最近自分が弱くなってることに気づいたんだ。銃の命中率が、下がってるってな。
だから…このままじゃ、お前達を守りきれねーからイタリアに帰って修行してくるらしい」
本当は、ヴァリアーと処罰を受けるために行くが……
そんなこと、知らなくていいしな。
「そんな…っ何で、何も言わずに…!」
「美瑠は、お前らと別れの挨拶とかしたくなかったんだろ。察しろ、ダメツナ」
「…美瑠、ちゃん…」
寂しそうに、俯く。
どうして何も言わずに…オレ、お別れじゃなくて、またねって笑いたかっただけなのに。
「…リボーン」
「何だ」
「美瑠ちゃんとは…また会えるんだよな?」
「…あぁ」
「帰ってくるんだよな?」
「たぶんな」
リボーンの返事にぐっと拳を握る。
美瑠ちゃんが何も言わずに行っちゃったのは、寂しいけど……
美瑠ちゃんが帰ってきたら、ちゃんとおかえりって言おう。
「(待ってるから…美瑠ちゃん)」
君がまた、並盛に帰ってくるのを……
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