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あっちのハッチが開くっつってたな。オレから行ってやるか。
ぴょん、と椅子から飛び降り、ジャンニーニが言っていたハッチに向かえば開かずの扉と化していたハッチが開いていた。
「ちゃおっス」
「リボーン!」
山本と獄寺が草壁とツナに背負われて帰ってくる。
どうしてここに、と不思議そうにしているツナに草壁が風紀の施設とボンゴレの施設が繋がっていることを説明する。
…ま、群れを嫌う雲雀がこのドアを開けたことなんて今まで一度もねぇらしいが。
とりあえず怪我をしている二人を医療室に運ぶように言って、二人に治療を施す。
治療が終わって、獄寺の様子を見ていると意識のない獄寺を心配してツナが様子を見に来た。
「だが、まあつくづくよかったな」
「なっ、何がどこがよかったんだよ」
「よかったじゃねーか。ミルフィオーレを相手に俺たちが生き残るため残された道は成長しかねーんだ」
「……っ」
「それに、ピンチの次にはいいこともあるはずだ」
そう。例えば、美瑠。そして、雲雀。
この二人がいることで、十年後の山本が今の山本になったでかい穴を埋めることができる。
十年後の戦い方を知っているのはラルしかいなかったが、二人がいることでさらにレベルの高い戦い方を教えることができるはずだ。
オレの言葉にツナは反発していたけど、獄寺と山本の余裕のなさに気付いたのか、また不安そうな顔をする。
何て顔をしやがる。そりゃあそうだろう。
「京子も獄寺も山本もまだまだ乳臭いガキンチョだからな」
「なぁっ!?」
「おまえらは経験不足で不安定ですぐに血迷ってイタイ間違いをおかしやがる」
「そ…そこまで言うか!?」
あぁ、言うな。本当のことだ。
だが、
「今は死ななきゃそれでいいんだ」
「…え?」
「イタイ間違いにぶつかるたびにぐんぐん伸びるのが、お前たちの最大の武器だからな」
褒めたわけでも、過大評価したわけでもねぇ。
ただ、事実を言っただけだが、ツナも獄寺もオレの言葉に希望を見出したようだった。
我に返ったツナは照れ隠しなのか「赤ん坊のお前に言われたくないよ!」と叫んでいたが。
まだまだガキンチョだな。そうニッと笑うと後ろの扉が開く気配がする。
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