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「この――仲間のおしゃぶりと共に」
出てきたのは4つのおしゃぶり。色からして、この世界にいないアルコバレーノたちのだ。
アルコバレーノの大空であるユニちゃんが持っているのはある意味正しい。
それなのに、白蘭は「自分のコレクション」という。
そんな白蘭にユニちゃんは「あなたが持っていてもそれは73とはいえない」と否定する。
「なぜなら」
そっとユニちゃんが目をつぶるとまぶしいほどの光がおしゃぶりに灯る。
まるで、命の輝きのように。
「おしゃぶりは魂なくしては存在意義を示さないのです」
「…っ…熱い…」
指にはめていた月のリングが、次第に熱を帯び始め…私の意志とは関係なく、リングに月の炎が灯る。
どうして、私のリングに炎が灯るの…まるで、ユニの光に反応するように……
怖くなってぎゅっと手を握り締めると、ユニちゃんの手が優しく私の手に重なる。
はっとしてユニちゃんに目を向ければ、先ほどとは変わらない優しい瞳が私を見つめた。
「ユニ、ちゃん…」
「大丈夫です、お姉さま」
ユニちゃんの声に、ざわついていた心が少しだけ落ち着く。
まぶしいほどの光が私たちを包み込んでいると「なるほど…」と白蘭がつぶやく。
その表情には余裕なんてない。まるで宝物を見つけたような表情だった。
「やはり僕には君が必要だ。さあ仲直りしよう、ユニちゃん」
「来ないで!もうあなたには、私たちの魂を預けるわけにはいきません。お姉さまだって…」
「なーに勝手なこと言ってんの?それ持って逃げるんなら世界の果てまで追いかけて奪うだけだよ」
美瑠ちゃんだって、僕のものだ。僕の傍がふさわしいんだから。
冷たい瞳で、とても残酷なことを口にする。
白蘭の考えが怖くて、さすがのユニちゃんも少しだけ怯えていた。
さあ帰ろう、と白蘭の手が徐々にユニちゃんに近づいていく。
震えるユニちゃんを今度は私が抱きしめて、守るように白蘭から隠した。
それでも、白蘭の足は止まらない。
「ツナ君!!助けてあげて!!」
「えっ!で、でもっ」
――ズガンッッ!!!
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