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「バイバイ」
力を籠めれば骸クンの有幻覚は粉々になって消え失せる。
…骸クンは何もかも知ってるって口ぶりだったけど…一体どこまで知っているのやら。
ま、誰が何を知っていようと関係ないけどね。
桔梗たちが「お怪我は!?」と駆け寄ってきたが、ないない、と笑う。
あるわけないのだ。綱吉君であろうと骸クンであろうと誰であろうと僕を傷つけることはできないのだから。
「申し訳ありません!我々がついていながらユニ様を…」
「いやーあの娘にはしてやられたよね」
こんなことなら素直にチョイスの再戦うけときゃよかったかなー
と、いってもユニちゃんは断るの予知してやってんだろーし、無理か。
まぁ仕方ない。別にこれで僕の予定がダメになるわけでもないし。
そう考えているとブルーベルが何故か「ブゥーだ!」と怒り出す。
「なんでユニなんて人形娘に振り回されてんの!?殺しちゃえばいいのにー!!」
「やだなーブルーベル。ユニちゃんを殺すなんて、次言ったら、殺す」
殺気を込めてブルーベルの首筋に手を当てる。…本気であることを、示すために。
その殺気に腰を抜かしたブルーベルを桔梗が支える。
ブルーベルはまだ子供。そのお守役としても桔梗はこの真6弔花を束ねていると言ってもいい。
失礼しました、とブルーベルをかばいながらもユニを狙う理由を教えてほしいと言い出した。
…すでに話していると思っていたが、そうじゃなかったらしい。
この世界以外のパラレルワールドではすでに73をコンプリートしている。
でも、どの世界でも僕を新しい世界の創造主にしてくれるほどの偉大な力は発揮していない……
だが、それがなぜなのか今日見た目の眩むようなおしゃぶりの輝きで確信したよ。
73を覚醒させるために必要なのは魂を伴ったユニだ。
それに、美瑠ちゃんの指輪に灯った炎……ユニに呼応するかのように輝いた。
今まで美瑠ちゃんに無理矢理炎を灯させてもあんなに大きな炎を灯すことはなかった。
恐らく、魂の伴ったユニが鍵になっている。
何故、ユニの魂がボンゴレなんかを頼りに今この世界にひょっこり戻ってきたかなんてどうでもいい。
「欲しい…あの娘が…」
わかったらさっさと追おうね。
「一刻も早くユニを奪え」
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