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「やっと勝負する気になったようね」
「当然だよ。君の行動は目にあまる。…ここで、終わらせよう」
チャキっと恭弥がトンファーを構えた瞬間に放出される殺気。
ビリビリと皮膚を切り裂くような鋭い殺気にアーデルハイトさんが驚いたように目を丸くする。
こちらまで伝わってくる恭弥の殺気。…やる気満々だなぁ……
「ヒバリさん!!」
「来たか、ツナ!」
「十代目!!」
「山本に獄寺君、美瑠ちゃんも!」
きっとこの騒ぎに驚いてきてくれたのだろう。ツナに炎真君も入ってきた。
武と一緒に入ってきた人は「水野薫」さんというそうで、野球部だそうだ。
そのあとにお兄さんや至門中学の人たちがやってきた。紅葉さんにらうじさんというらしい。
しかも、SHITT・P!さんという人も飛んできた。…あれ?どうやって?
何気に転校性も集まってきてるー!?と叫ぶツナに反して二人の戦闘が始まってしまう。
「粛として清まりなさい」
アーデルハイトさんは恭弥に向かって走り出し、足から金属製の扇子を取り出した。
トンファーのような猛攻に恭弥はひらりひらりとかわしていたけど、冷静に「また校則違反だよ」と話し始める。
「武器の携帯が認められているのは基本的に僕と美瑠だけだ」
アーデルハイトさんのパンチラに紅葉さんが鼻血を出す。
ものともしない、と言っていたけど、恭弥も鼻血を出していたらきっと恭弥じゃない。
というか、見たくないよそんな恭弥…!
下心をもって戦っているとしたら、きっと私は恭弥を一発殴っている。間違いない。
あの女子謝った方がいいって!とアーデルハイトさんを心配するツナ。
「甘い!」
アーデルハイトさんの体が飛び上がり、鋭い蹴りが恭弥のボタンを弾き飛ばす。
危ない…っ!!もし恭弥が少しでも反応が遅かったら、恭弥の顎に直撃していた。
恭弥はぎりっと噛みしめて、とうとうトンファーでアーデルハイトさんを殴り飛ばす。
でも、アーデルハイトさんは辛うじて着地し、恭弥を睨んでいた。
…けど、恭弥の様子がおかしい。なぜか、とても怪訝そうな顔をしている。
「やっと本気になったようね」
「あぁ。次は君を咬み殺す」
トンファーを構えた恭弥に、鉄製の扇子を構えたアーデルハイトさん。
ピリピリした雰囲気にツナはあと一撃で決着がつくことを悟る。
やばいよ!と慌てるツナに「だったらお前が止めてこい」と冷静な声に何かが飛んでくる音。
「ファミリーの暴走を止めるのはボスの役目だぞ」
ア〜アア〜なんて古典的なジャングルの掛け声を叫びながら飛んでくるリボーン。
ちゃんとジャングルの人の格好もしてるし…!!
ゲッリボーン!!とツナは嫌な予感をさせていたけど、もちろんそこはリボーン。
期待を裏切らず、せいっ!なんて言ってツナの背中を蹴り上げた。
蹴られた衝撃でツナは恭弥とアーデルハイトさんの間にナイスタイミングで飛んでいく。
そしてナイスタイミングで二人に殴られていた。…痛そう…っ…!
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