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「待ってたよ、ツナ君」
「エンマ!!」
島に入ると現れたのは、炎真たちシモンファミリー。
クロームと美瑠ちゃんは無事なのか!と叫ぶとジュリーが「クロームちゃんはオレのベッドでおねんね中♪」と笑う。
美瑠ちゃんは目を覚まして安全な部屋にいるよ、と炎真が答えた。
美瑠ちゃんとクロームが無事なのはよかったけれど、これからどうなるかはわからない。
ぎゅっと拳を握りしめるとリボーンの固い声がその場に響き渡る。
「マフィア界の掟の番人」
「復讐者!!」
「貴様らを聖地に招いた覚えはないぞ!滅びゆくボンゴレに同情でもしに来たか!」
「否。此処へ来たのはボンゴレT世たるジョットとシモン=コザァートとの約束を果たすため」
ボンゴレプリーモと、初代シモンの約束…!
復讐者はジョットと初代シモンが固い友情で結ばれていたことを話し始める。
だからボンゴレとシモンが互いに刃を向けることはありえないし、万が一そんなことが起きた場合は敗者側をこの世から抹殺する掟を復讐者と定めたらしい。
ありえないことだと言っていたのだから、やっぱり二人の間に誤解があったんだ…!
炎真はないというけれど、オレにはどうしても信じられなかった。
「この掟が発動されるのは、2度目…この戦いで力尽きた敗者は我らの牢獄に永遠に幽閉する」
あの復讐者の牢獄に、投獄……つまり、二度と会うことができない。
怖くてぶるりと身が震えたけど、炎真は「気に入ったよ」とつぶやく。
復讐者は淡々と戦いの狼煙をあげる。
――賽は投げられた。…戦うのだ。
復讐者はあくまで掟を執行し、罰を与えるものだから、と消えていく。
しかし、一人だけその場に残り、シモンのみんなに視線を向ける。
「シモンよ。月の守護者に何かあった場合、全員を敗者とみなす」
「…!?」
「どういうことだ…!」
「これも掟だ」
それだけ残して、復讐者は消えていく。
美瑠ちゃんに手を出すことは許されない。それは一体どういうことなのだろうか。
リボーン、どういう意味?と聞いてみたが、リボーンも静かに首を振っただけだった。
骸の時も復讐者は現れたけど、美瑠ちゃんのことは何も言っていなかった。
それなのに、どうして今回だけ美瑠ちゃんの安否に口を出したのだろう……
そして、誇りを砕かれたものが敗者だというルール。
炎真たちも「楽しみにしてるよ」と言って戦うことなく消えてしまったのだった。
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