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「おい復讐者!!なぜお前達がその透明なおしゃぶりを持ってるんだ!!」

「リボーンっ…!」

「お前に教える筋合いはない」

「くぅっ」



あのクールで、いつも冷静沈着なリボーンが初めて激情を露わにするなんて……
でも、仕方のないことだ。他でもない、アルコバレーノのことについてなんだ。

未だなぞに包まれているアルコバレーノのこと。その手がかりを見つけたのだから……

…でも、一つだけわかったことがある。


復讐者はアルコバレーノのことについて何か知っている…!



「古里炎真、お前にはシモンのボスとして両ファミリーの戦いを最後まで見届けてもらう。
よって、投獄は今行われている最後の守護者の戦いの後とする」

「最後の守護者の戦い?」

「クロームのこと…?ってことは相手は加藤ジュリー…あっ!つまり!D・スペードだ!!」

「ツナ、早く髑髏たちのところに!」

「う、うん!」



ドカン!!という戦闘音が遠くから聞こえてくるのがわかる。

きっと髑髏たちはあそこで戦っているはず…!
早く行って助けないと!きっと髑髏がいるのなら、戦っているのは骸のはずだから…!

走って戦いの方へ向かうとすでに戦いは終わったところのようで、加藤ジュリーが倒れていた。

さすが骸…D・スペードを倒したんだ…!!



「骸!!」

「おやおや、愚かなマフィアがゾロゾロと。…美瑠は無事のようですね」

「骸…ごめんね、心配かけて」

「無事ならいいのですよ。…それに、心配をかけるくらいがちょうどいい。目を離さなくて済む」

「骸…」



クフフ、と笑う骸に笑い返していると、突然ビュン!!と何かが横切り、骸へと飛んでいく。
骸はすぐに飛んできた何かをはじき返すと、私の足元へとそれを落とした。

…って、これは恭弥のトンファー…!



「咬み殺そうと思ったが、それだけ体力を使い果たしていては勝負にならないな」

「雲雀さん!!」

「クフフ、雲雀恭弥。僕はいつでも相手になりますよ」

「反応速度が落ちてる…今やってもつまらないよ。…大体、美瑠を口説こうなんて100年早いね」

「あの人ただ単に嫉妬してるだけだー!!」

「おや、余裕がないですねぇ、雲雀恭弥」

「うるさい」

「きょ、恭弥…」



今度は小さな玉になったバリちゃんを投げつけようとしていたのでさすがに止める。
もし止めていなかったら、本当に喧嘩になっていたところだった。

クフフ、と骸は笑うと休みます、と言って髑髏の憑依を解いた。

ふらり、と骸の体が傾いて、骸の姿が次第に髑髏の姿へと変化していく。
もちろん意識を失っている髑髏がこのまま倒れてしまっては危ない。
危ない、と抱きかかえようとしたとたんにリボーンの蹴りがツナに入って、間一髪で髑髏の頭のところにツナが転んだ。



「…ボス…?」

「クローム!!…大丈夫?」

「…っ、骸さまは!?」

「え…骸ならDを倒してさっき君の体から自分の体に帰ったよ」

「…!骸様がD・スペードを倒した…?」

「うん。ほとんど無傷で余裕の顔してた!やっぱり強いよ、あいつ!」



そう笑うツナの隣で、髑髏は自分の耳に揺れるものを感じ、慌ててその存在を確かめる。

それは、新しいボンゴレギア。覚悟を決めた、証。

イヤリングにそっと触れると、髑髏は小さな声で「よかった…」と呟いた。
きっと、骸が無事だとわかって安心したのだろう。その目には涙も浮かんでいた。

ようやく一段落して、和やかな雰囲気が包み込んだが、バサリ、とムクロウが羽ばたいた瞬間、緊張が走る。


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