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「もしかしたらお前の言うことは本当かもしれない。ツナ君の父さんが僕の家族を…」

「っ、炎真、家光さんは!」

「でも…僕はもう二度とツナ君を恨んだりはしない」

「炎真…」

「ツナ君の父さんがどんな人だとしてもツナ君とは関係ない。
だってツナ君は……何があっても絶対に裏切らないから」



炎真の目にはどこまでも澄んだ炎が灯っていた。

あぁ…なんて、綺麗な目……ツナのことを心の底から信じている目だ。
そんな炎真に炎真を揺さぶることはできないと判断したのか、Dの口から真実が語られる。


―――家光さんになりすまし、炎真の家族を殺したのはDだと。

しかも、門外顧問機関の12人を殺したのも、Dだという。…こんなにも人を簡単に殺しているなんて……

それなのにDは殺された彼らはボンゴレの肥やしになったことは名誉だと言い出す。

そんな…っ!!死が名誉なことだなんて、そんなのひど過ぎる…っ!!
それに、そんなことをして出来上がったボンゴレが最強だなんて思えない…!

二人がDに突っ込んでいくが、うまくはいかない。
でも、何の打ち合わせもなく二人は息ぴったりにDを攻撃していく。

すごい…!ハイパーコンビだというのもうなずける。

この調子なら勝てるかも、と希望の光が差したとき、Dが本気を出す。



「よろしい、では本腰を入れましょう」



大空と大地のリング以外のボンゴレギアとシモンリングを完全に装着する。

しかもさらにDは6人に分裂し、炎圧は6倍。
こんなことが、可能だというの…っ!?ううん、ありえないなんて言えない。目の前にその事実があるのだから。

6人のDが一斉にツナと炎真に襲い掛かる。もちろん一人一人がDの強さを持っているのだからツナと炎真の連係プレーが発揮することもできない。
分裂したDは幻覚を織り込んでいて、幻覚なのか、実体なのか判別することは熟練した術師でなければできない。
もちろん髑髏も見極めようとしたけど、Dに加勢するなら殺すと言われ、身動きは取れない。



「もちろん、美瑠、君もですよ」

「…そんなこと、しないよ」

「おや?」

「あぁ。お前はツナたちにぶっ飛ばされるからな」

「アルコバレーノというのは面白いことを言う。美瑠もそれを信じているとは……
その言葉が叶うかどうか、どうぞ続きをご覧ください」



三人がかりでツナと炎真に攻撃をしていく。

Dの一人一人が凄まじい炎圧を持っているのに、三人がかりだなんて…明らかに勝ち目がない。
ツナの攻撃がクリーンヒットしても、Dにとっては6人のうちの1人に与えられた傷。

つまりはただの1/6のダメージでしかない。

6人同時に攻撃しないとかすり傷と同じだと言われて、炎真が少しだけ考え込むしぐさをする。
飛ばされたツナに炎真の瞳が力強くツナに問いかける。行くよ!と。



「(炎真…?)」



炎真が飛び上がったかと思うと一気に炎を解放し、6つのブラックホールを作り上げる。

6人を同時にブラックホールに吸い込ませようとしている…?
ううん、それにしてはブラックホールの力が弱すぎる。

このままじゃ炎真の炎がすぐに尽きてしまうだろう。

どうするつもりなの、と戸惑っていれば、炎真の回りに吸い込まれそうなDが一気に集まっていく。

炎真、どうしてこんなこと…、6人同時に攻撃って言ってた…、…っまさか…っ!?


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