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ツナの指にはボンゴレリングとシモンリングが一つとなったリングが填められていた。

復讐者は再び二人の過去を見せてくれる。…先ほどの記憶の続きを。



「マフィアの掟だと?」

「そうだ。ボンゴレとシモンがこの先争うようなことがあれば我々が罰を与える。
その際、月の守護者には戦いの見届け人となってもらう」

「何を言っている!お前達には関係のないことだ!
それにミチルは…月の守護者はボンゴレの人間だっ…そんな人間を見届け人にするなど、」

「公平性に欠けるとでも?違うね、ジョット君。
おしゃぶりを持つ我々アルコバレーノとボンゴレはずっと未来まで絡み合う運命なんだ。
そして月の守護者も…我々アルコバレーノにとっては特別でね」

「虹!?なんのことだ…?」

「ジョット、いいさ。彼らに誓おう。オレ達のファミリーは未来永劫いがみ合ったりしないと」

「コザァート!!」

「破らなければ問題ないんだ。オレは子供達を信じている」

「…私も見届け人になりましょう。私もジョットとコザァートの子供達のことを信じているわ」

「ミチルっ…」

「もし誓いが破られたときにはボスと守護者が誇りを懸けて戦い、敗者は死ぬまで投獄することとする」



その厳しい条件にジョット様たちの顔色が少しだけ変わる。

それでも、先ほどの覚悟は変わらない。…信じると決めたのだ。子孫たちを。



「いいだろう。ただし条件がある。各対戦ののちにボンゴレとシモンにあった本当の歴史を子孫たちに聞かせてほしい」

「…それでも最後まで両ファミリーの憎しみが消えないのならお前たちが煮るなり焼くなり好きにすればいいさ。
だがまた再び両ファミリーが真の友情を取り戻せたならば、誓いが守られた証としてその意志は一つとなりオレ達の炎を灯す!!」



そっか…この炎はジョット様とコザァート様が二人の友情を認めた証なんだ……
温かくて、優しくて…人を包み込んでくれるような炎。

ジョット様とコザァート様はずっとこの時を待っていたんじゃないかな。

Dは焦ったように剣を振り上げたが、ツナは力強い炎を灯して立ち上がっていた。
ツナの骨はDによって砕かれていたが、大地の炎の重力コーティングで骨がくっついているのだ。


そこから二つの炎を使うツナの猛攻が始まった。

二つの炎の特性を上手に使ってツナはDにXXバーナーを放つ。
完全に焼かれたと思っていたが、Dの息はまだあり、ジュルリという音を立てて治癒されていく。


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