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「エレナ…お前を救えなかった私を…許してくれ…!!」
「D…」
「…ミチル…いや、美瑠。君は、本当によく似ている……、…君は…いや、私が伝えるべきではないでしょう…」
「え…?」
「何十年ぶりかに眠いと感じる…エレナの気持ちを聞けて…緊張が解けたようです。
たとえそれが沢田綱吉の猿芝居だとしても」
「…!」
「お前のやり方を見せてもらいましょう、沢田綱吉。
ただし名を汚すようなことがあれば許しませんよ。エレナの愛したボンゴレなのだから」
Dは穏やかな顔のままゆっくりと消えていった。
…超直感だって言っていたけど、ツナの嘘だったんだ……
それでも、嘘だとわかっていても、Dはあんなにも穏やかな顔で消えていったのだから…優しい嘘だったんだろうな。
「ツナ!美瑠!」
「十代目!」
「あ!!Dの幻覚空間が解けたんだ!」
遠くから駆け寄ってきた武に隼人、ランボ。…それに心配そうな顔をした恭弥。
それに復讐者の牢獄から解放されたお兄さんたちも帰ってきてくれてようやく安心できた。
骸もムクロウの中にあった精神を自分の肉体に戻すことができたのだった。
「美瑠、怪我は?」
「ないよ。恭弥は?」
「平気さ。…君にはひやひやさせられたよ」
「ごめんね、恭弥。でも、そろそろ無茶するのを見るの慣れてきたでしょ?」
「美瑠、」
「ふふ、冗談だよ。そんなに怒らないで」
むっとしたように眉を顰めた恭弥に小さく笑う。
美瑠に怪我がなくてよかったよ、と息をつく恭弥に本当に心配させてしまったのだと少しだけ胸が痛んだ。
気が緩んだのか恭弥が少しだけ眠そうに目を細めたので、寝る?と聞くと恭弥はこくりと頷く。
座り込んでいる私の膝をぽんぽんとたたくと恭弥は黙ってその膝に丸い頭をころりとのっけた。
寝つきのいい恭弥はマイペースにも寝始めたので、その頭を優しく撫でた。
(ここがみんなから離れている場所でよかった…)
―――……
「ジョット」
「月、」
「…寂しい、ね。コザァートのいないイタリアは」
「あぁ…だが、信じてるんだ。オレ達の意志を継ぐ真の後継者が現れて、再び笑いあえる日がくると…」
「――そっか。うん、そうだね。私も信じているよ。未来を…」
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