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教室に入るとツナがちょうど帰る用意をしていたから「ツナ!一緒に帰ろう!」と声をかける。
ツナは私がいるとは思わなかったのか、びっくりしたように顔をあげると嬉しそうに笑ってうなずいた。
「今日は風紀のお仕事、いいの?」
「うん、リボーンに一緒に家に来いって言われてたの」
「リボーンが?…なんだろう?」
恐らくアルコバレーノのことだとわかってはいるが、笑ってごまかす。
今日の授業のことを聞きながら帰っているとツナの家の前にはキャバッローネのみんながずらりと並んでいた。
もう来ているんだ、と走っていくと「美瑠お嬢!」とみんなが私に久しぶりだな、と声をかけてくれる。
ツナは何この人たちー!と驚いていたけどロマーリオさんが来たことでこの人たちがキャバッローネのみんなだとわかったらしい。
「弟分とかわいい妹分が来たぜ、ボス」
「あぁっ!よっ、ツナ、美瑠」
「ディーノ!」
「ディーノさん!!日本に来てたんですね!」
「リボーンから呼び出されたのさ。重要な頼みがあるとかで」
ディーノさんにも頼み事!?とツナは驚いていたけど、リボーンは元教え子なんだから当然なんだとディーノに言ったらしい。
リボーンのいう“頼み事”がただ事ではないと感じたのかツナは少しだけ躊躇いながらリボーンに頼み事とは何か聞く。
そんな不安そうなツナに対してリボーンはいい笑顔を浮かべた。
「お前達二人とも、オレのために戦ってくれ」
どういうことだ、と二人が動揺していることにリボーンは敏感に気付き、「ま、長くなりそうだから部屋に入るぞ」と笑う。
美瑠ちゃん、とツナが不安そうに私の名前を呼んだから「大丈夫だよ」と安心させるように笑いかける。
恐らく、ツナはアルコバレーノという未知なる存在の裏の裏を知ることに直感的に恐怖を感じているのだろう。
リボーンの後に続き、ディーノとツナと私はツナの部屋へと入っていく。
改めて、どういうことだと聞くツナにリボーンは昨日見た夢の話をする。
私やアルコバレーノ、みんなが共通してみた夢を。
鉄の帽子の男、代理戦争、アルコバレーノの呪い。
困惑するツナたちにリボーンは一言「オレの呪いを解くためにお前たちに代わりに戦ってほしいってことだ」とまとめた。
それでも急な話すぎて困っている二人にリボーンはどうなんだ、と決断を迫る。
「そりゃ、めったにないお前の頼みだし、力になるぜ!」
「ディーノさんが味方なら怖くないし…オレもいいけど…」
「そっか、サンキュ」
にぱぁぁっと笑顔を浮かべるリボーン。
しかも「よかったよかった、代理二人ゲット♪よーし、飯にすっぞ」と何事もなかったかのように部屋を出て行こうとしていた。
そんなリボーンにツナとディーノが同時に「「ちょっと待て!!」」と二人してつっこむ。
そりゃあそうだよね…核心を話さず、ただ単に「代わりに戦え」とだけ伝えているのだから。
リボーンだってわかっているはずなのにあくまでもしらばっくれるつもりなのか、やっぱり可愛らしい笑顔を浮かべて「ハイ?」と小首をかしげる。
でも、リボーンとは何年もの付き合いだ。こんな笑顔に誤魔化されるほど、ツナはぼんやりしていない。
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