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「みんな!久しぶり!」
「久しぶりだな、コラ!」
「美瑠殿、お元気そうで何よりです!」
「バジルもコロネロも会えて嬉しいよ」
「楽しみだな、コラ!」
「あ…っじゃあコロネロの代理って…」
「CEDEFだ」
「なっ…CEDEFって…それってつまり…」
「よろしくな、ツナ」
家光さんを見ればやはり家光さんがボスウォッチをつけていた。
ツナは予想外だったのか、家光さんがボスウォッチをつけていて、とても驚いていた。
さらにリボーンに右下にいる赤ん坊のラルに気付かせるように声をかけるとツナは10年前のラルだと思ったようで「若い」と言う。
…ん?あれ?ツナはリボーンに呪いのことを聞いたんだよね?
若い、とかではなく、まだ呪いの影響で赤ん坊なだけで……、…ま、重要なことじゃないからいいか。
そんなことを考えているとリボーンとコロネロが挨拶代わりの頭突きをする。
さらに家光さんがチェデフのみんなを紹介し、バジルとコロネロを家に泊めてほしいと頼んだ。
もちろん奈々さんは笑顔で了承し、ツナもバジルが泊まることを喜んだ。
…ただし、バジルが喜んだのはツナの思いとは違って一緒に特訓できることなのだが。
ガーン、となっているツナに笑っていると「にぎやかで楽しそうだね♪」という声がかけられる。
「「白蘭!!??」」
そこには白龍を身にまとわせた少し若い白蘭が立っていた。
どうしてこんなところに…!!お祖父さまの話ではボンゴレの監視下にいるって…!!
どうやらチェデフでも探していたようでオルガノさんとターメリックさんが胸に隠していた銃を出そうとする。
しかし、そんな二人を家光さんは無言で制し、みんなは固唾をのんで成り行きを見守る。
「へぇ、ここが綱吉クン家かー」
「(ツナ…どうでる?)」
「(あれ…?前とは何か雰囲気が違う…)」
家光さんはツナの様子をうかがっていたけど、ツナから恐怖心など恐れの気持ちは伝わってこない。
ツナも感じているのかな…?十年後の時に感じた白蘭の寂しさや果てもない冷徹さを今の白蘭からは感じないことを。
白蘭はみんなのピンと張り詰めた空気を感じていないかのように背中の羽を動かして二階のツナの部屋を覗き込む。
思ったより狭い、というコメント付きで。
「楽しいかい?学校生活」
「え…?そりゃ…楽しいことばっかじゃないよ」
「美瑠ちゃんは?」
「私は楽しいかな。勉強も苦じゃないし」
「へぇ、そんなもんなんだ」
「それよりなんでお前…ここに?」
「虹の代理戦争、ユニちゃんの代理なのさ♪」
白蘭はマイペースにもベランダの手すりの上に座って驚きの発言をする。
ユニちゃんが…ユニちゃんが生きている?あの時、γさんと一緒に消えてしまったと思ったのに……
みんなもユニちゃんが生きていることに驚いていたようで、目を丸くしていた。
「用があるとかで日本に来るのはギリギリになるみたいだけどね。
で、僕にアイディアがあるんだ。
同盟組もうよ、綱吉クン♪」
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