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さすがだなぁ、なんて思いながらも恭弥に「行くよ」と声をかけられてスーパーに再び入った。
必要な具材を買って、自然と恭弥が重い袋を持ってくれたことに
「ありがとう」
「何が?」
「ううんっ何でもない!」
なんて会話をしながら私のマンションへと帰っていく。
ずいぶん久しぶりに恭弥と夜ごはん食べるな、なんて考えながら準備を始める。
恭弥は私の部屋に来たとき、何か手伝うよと言って夜ご飯を一緒に作ってくれる。
それが嬉しくて、楽しくて、恭弥とのご飯づくりは大好きだ。
笑い声を響かせながらハンバーグを一緒に作り、さぁいよいよ食べようと手を合わせた瞬間、
「こんばんは」
「…!!風さん!」
「……誰だい、君」
どこからか現れたのは、風さん。
突然すいません、と礼儀正しく頭を下げる風さんに反射的に「いえいえ」と頭を下げ返す。
あぁそうじゃなくて、と混乱していると風さんはニコリと笑みを見せた。
「雲雀恭弥、君に用があって来ました」
「…僕?」
怪訝そうにするが、興味が湧いてきたのか、ニヤリと笑みを浮かべる。
…もしかして、代理戦争の話だろうか。
窓際に立っていた風さんはぴょんと飛んで私の隣に座り込む。
「単刀直入に言います。私の代理になってくれませんか?」
「…僕にメリットは?」
「君が戦いたがっている沢田綱吉や獄寺隼人、山本武、六道骸、ヴァリアー…その他たくさんの強い敵と戦うことができます。合法的にね」
「それは魅力的だね。…でも、僕は群れるのはごめんだ」
「なら、私の代理人は君一人というのはどうですか?」
「…へぇ」
恭弥が嬉しそうに笑ったことで、私はこの交渉が成功したことを悟る。
ディーノに言われたときはしばらく黙り込んでいたけど、今度は恭弥が満足そうなのだ。
恭弥にとってメリットの大きい…いや、メリットしかない条件だ。
これを聞いてリボーンはどう思うだろうか、と小さく苦笑を浮かべた。
いや、案外リボーンは喜ぶかもしれない。ツナと戦ってくれればツナが強くなるな、なんて。
ディーノは…恭弥らしいと苦笑しながら頭をかくかもしれない。
「いいよ、なってあげるよ。君の代理に。…ただし、条件がある」
「何ですか?」
「勝ったら君とも戦わせてよ」
君、相当強いよね?と好戦的な笑みを浮かべる恭弥に風さんは一瞬目を丸くしたが、すぐに楽しそうな笑みを浮かべる。
わかりました、と頷いた風さんに恭弥は「契約成立だね」と笑った。
食事の邪魔をして申し訳ありませんでしたね、と頭を下げて風さんは再び突然姿を消す。
…あ、一緒にご飯を食べましょうってお誘いすればよかった。
そんなことを後悔しながら恭弥に食べようと話しかけられるまでぼんやりと考え込んでいた。
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