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「シャマルなんて呼んだらダメだよ。女の子しか見ないから」

「そーいえばそーだった」

「知ってたよなぁ!」




わざとらしくシラをきり通すリボーンに苦笑しているとシャマルから生存確認するよう言われる。


一、瞳孔は開いているか。

二、息は止まっているか。

三、心臓は止まっているか。


もし三つとも全部Yesだった場合、死亡が確認されたことになります、らしい。

私から見れば全部当てはまるように見えるけどなぁ……


一人ずつ恐る恐るモレッティに近づいて確認していく。

瞳孔、開いている。息、止まってる。心臓…止まってる。

うーん、さすがモレッティ。プロだけあって完璧なアッディーオだね。
みんなは「死んでるー!」って絶望してたけど。




「オレがふざけてる間に仏さんになっちまったのかもなー
仏さんにゃ用がねーや。美瑠、これからデートしない?」

「しないよ。暇じゃないから」

「つれねぇなぁ…じゃ、ビアンキちゅわーんデート「死ね!」




ぶしゃあっという毒々しい音と共にお赤飯がシャマルの顔にめり込んで……

多分このままだと死んじゃうと思うけど今のはシャマルが悪いから助けない。

ビアンキには何度も断られているのに懲りないんだから。

「こんな時のためにもう一人呼んどいたぞ」というリボーンの声と共にすごいバイク音が聞こえてきた。

突然の大きな音にみんなの視線が外に向かう。
その大きなバイク音は次第にこっちに近づいてきて…ここで、止まった…?




「やぁ」

『ヒバリー!?』

「恭弥?」

「よかった、美瑠がまだいて。
今日は君達と遊ぶためにきたわけじゃないんだ。
赤ん坊に借りを作りにきたんだ。ま、取り引きだね」




ふぅ、と息をついて恭弥はリボーンに視線を送る。

恭弥が私がどこにいるか聞いたのはこういうことだったんだ。

なるほど、と違うことを納得していると恭弥がモレッティに近づいてこれ?と首を傾げる。
うん、と頷くとふぅん、とじっと見つめたかと思えばごろり、と足でモレッティを表向けた。

一応生きてるから(死体でもだめだけど)足でそんなことしたら可哀想…って言えたらいいけど恭弥は死体と疑ってないから言えなかった。




「やるじゃないか。心臓を一発だ」




美瑠がやったの?と視線だけで問われて小さく首を横に振る。
そうだろうね、と笑ったから最初から私が殺したとは思ってなかったみたいだった。

多分一応の確認。

恭弥はモレッティを見つめた後、うん、と一つ頷いた。

そして一言。笑顔で、




「この死体は僕が処理してもいいよ」




と。とんでもないことを言い放った。


しょ、処理って…!風紀委員ってただの学校の委員会、だよね?
なんだかその定義さえ怪しくなってきた…!

ていうかモレッティ死体じゃないし…どうしよう、これ…本当のこと言った方がいいんじゃ……?




「はぁー!?何言ってんのー!?」

「死体を見つからないように消して殺し自体を無かったことにしてくれるんだぞ」

「いろんな意味でマズいよそれは!」

「うん……いろいろとダメだよ…」




リボーンはグッドアイディアだろ、とニヒルな笑みを浮かべていて。
ツナは「どこが!?」と即座にツッコミながら顔を青くした。

モレッティなんて「冗談ですよね…?」って真っ青になってるし。

恭弥なら殺しをもみ消すくらいしそうだから笑えないよ…!

そろそろ本当のこと言おうかな、と思っていると恭弥に「美瑠」と呼ばれる。
思考を一端とめて何?と首を傾げると騒いでいるツナを押しのけて私の前に立った。

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